家賃は毎月かかる固定費です。少しでも安くできれば家計にゆとりが出来ますよね。
給料の約3割で借りるというのが一般的ですが本当に正しいのでしょうか。
正直3割はキツイというのが私の意見です。おそらく年収300万円~500万円ほどの人はわかっていただけると思います。
家賃はどれくらいで借りるのが良いのか、さらに賃貸を安く借りる方法についてお話していきます。
手取りから家賃を考える
家賃は給料に対して1/3と言われています。これが一般論です。
約3割ですので手取り20万円なら6万7千円です。
はたしてこれが一般的な額なのでしょうか。マイナビニュースではこんな結果になっています。
参照 マイナビニュース
結果として243人にアンケートを取るとほぼ半々に分かれています。
これって住んでいる場所、貰っている額によっても異なると思うんですよね。
手取り15万円の人が5万円の家賃を払ってしまうと10万円しか手元には残りません。
正直、手元に10万円しか残らないと生活費や光熱費などで貯金がほとんどできなくなってしまいます。
逆に手取り100万円の人が3割の家賃を払うと33万円。こんな高い家賃のところってそこまでありませんし、家賃に33万円も払いたくないって人がほとんどだと思うんですよね。
収入の何パーセントを家賃にするべきなのか
じゃあどれくらいがベストなのかを考えていきます。
1人暮らし手取り20万円の人が家賃以外で生活にかかる費用はおよそ8万円です。
収入の約30%である6万5千円を家賃とすると14万5千円生活費でかかる計算になります。
これは光熱費、通信費、食費、保険費用など全て含まれていますが、個人によって差はあると思います。
残り5万5千円です。遊びなどの雑費を考えると残るのは2万円くらいになってしまいませんか。
2万円だとそこまで貯金できないんですよね。
私の意見として20%(1/4)ほどだと貯金が出来る額が増えると考えています。
手取り20万円なら5万円までに抑えるのが理想だと思います。
ただ、一人暮らしの場合ですからね。結婚している場合には生活費はもっとかかっていますので抑えられるところまで抑えたほうが良いでしょう。
1人暮らしなら徹底的に抑える
1人暮らしなら生活費、雑費などを徹底的に抑えるべきです。
スマホ、光通信の費用、保険代、光熱費、これらを1万円でも抑えられるとより貯金が多く出来るようになります。
家族がいるなら生活しやすさ重視
1人暮らしならある程度生活に不便だとしても安い物件に住んだほうが良いでしょう。
結婚していて家族がいる場合、費用が安く不便な物件よりもそこそこの費用で利便性の良い物件を選んだ方が良いでしょう。
特に子どもがいるなら生活環境には気を使うべきです。防犯面などを考慮しても3割以上でもいいかもしれませんね。
利便性を重視して必要以上な経費がかかってしまうと貯金が出来なくなる難しいところです。
家賃はどれくらいするの?平均は?
全国賃貸管理ビジネス協会では全国の家賃動向を発表しています。
その発表によると
1部屋 47,671円
2部屋 57,835円
3部屋 66,983円
全ての平均 52,386円
参照 全国賃貸管理ビジネス協会
賃貸を借りるときに参考にしてみて下さい。
良いところを安く借りる方法
良い物件を安く借りる方法を紹介します。
借りる時期は4月~6月が良い
入学、転勤などで12月~3月は物件を探している人が多くなります。
9月~11月は結婚、転勤の時期で物件が動く時期になりますので、この2つの期間を除いた期間が狙い目の時期です。
条件交渉をする
その次に不動産を安く借りる方法として有名なのが条件交渉です。
初期費用、月額、設備追加などの交渉をしましょう。大家さんに直接するわけではなく不動産屋に交渉します。
出来れば交渉するタイミングは内覧をするときがベストです。
こっちが物件を気に入って借りたいという意思がある、しかし家賃を3,000円下げてほしいと頼んでみて下さい。
総括すると不動産のハイシーズン3月が終わった後に家賃交渉をして借りてみて下さいね。
最後に
家賃は給料の3割というのが一般的です。
これは一般的な目安であって全ての人に当てはまるわけではありません。
自分の給料にあった無理のない家賃を借りるのが良いでしょう。
無理して良いところに住んでも貯金が出来なかったり、安いところに住んでしまうと不便さがあったりと物件選びは難しいですよね。
出来る限り不動産屋を回って営業さんとも仲良くなって良い物件を探してもらいましょう。