転職は成功する人もいれば、失敗する人もいます。
この成功、失敗はあなたの人生やキャリアを大きく左右するでしょう。
勿論、転職を考えている誰もが、「絶対に転職を成功させたい。」と意気込んでいるかと思います。
しかし、どんなに才能や経験がある人でも、タイミングや求人件数等の様々な要因から、必ず成功出来る保障はどこにもないのです。
言ってしまえば、「運要素も関与する」のが転職です。
では運任せで人生を大きく左右する転職を決断するしかないでしょうか?
決してそんなことはありません。
転職を絶対に成功させることは無理だとしても、転職成功に近づけることは可能です。
今回は転職の大きな武器となる「資格」について詳しく紹介していきたいと思います。
転職に有利になるオススメの資格
まずは実際に転職に使えるおすすめの資格について、いくつか紹介していきたいと思います。
しかし、国家資格等、何年も勉強が必要な難易度が高い資格を紹介しても転職を考えている人にはあまり役に立たないかと思います。
ここでは営業、事務、エンジニア、技術職の4つの職種で比較的簡単に取れるお勧めの資格を見ていきます。
営業に使えるのは「TOEIC」
「TOEIC」は多くの人はご存知かと思いますが、英語力を点数で示す資格の一つで、現在では多くの企業が導入していることでも非常に有名です。
営業という職種は基本的にはコミュニケーション能力が物を言う仕事になりますので、TOEICで仕事の出来不出来は決まることはほぼほぼないでしょう。
しかし、TOEICの認知度は非常に高く、英語力の必要でない企業であっても、面接において面接官へスキルとしてアピール出来るお勧めの資格と言えます。
また近年の日本企業は海外へ展開するグローバル化が積極的に進んでおり、TOEICが一つの応募条件となっている企業も増えてることも有利になる一つの要因と言えるでしょう。
事務職には定番の「簿記」
「簿記」は、社会的にも非常に認知度が高く、高校生や大学生等の学生も多く持っている資格です。
事務職は基本的に会社のお金関係の管理の仕事が中心となる為、「簿記」は非常に役に立つ資格と言えるでしょう。
よく「簿記3級は役に立たない」と言われることもありますが、
実際に働く中では企業ごとに作業内容は異なり、例え1級を持っていたとしても直接的に仕事が出来ることには繋がりません。
大事なことはお金の流れについて理解出来ているかということです。
3級であれば数か月の勉強で取得出来る資格なので、事務職を目指すのであれば、持っておいて損はないお勧めの資格です。
技術職には「危険物取扱者」
技術職は仕事内容は施工管理責任者や食品衛生管理責任者等、業界によって仕事内容が本当に多種多様であることから、資格を持っていても専門的な分野でしか役に立たないケースが多いかと思います。
そんな中で「危険物取扱者」という資格は、電気、ガス、金属、燃料等、インフラ系や工場関係を中心に幅広い業界で役に立つ資格の一つです。
またこの「危険物取扱者」は学生も取れる比較的優しい資格ながら、企業によっては資格手当として年収アップに繋がることから技術職であれば、是非お勧めしたい資格です。
「マイクロオフィススペシャリスト」はオールマイティー資格
私が全ての転職希望者にお勧めしたい資格が「マイクロオフィススペシャリスト」です。
あまり聞き馴染みが無い資格かと思いますが、多くの企業が導入しているマイクロオフィスのWordやExcel、Power PointやOutlookの基本操作が出来ることを示す資格です。
ビジネスシーンでは誰もが日々利用しているマイクロオフィスですが、本当に100%の利便性で上手に活用出来ている人は少ないのです。
マイクロオフィススペシャリストの資格を持つことで、あなたの作業効率に大きく繋がります。
転職に大きな影響はないものの、あるとないとでは企業の印象は変わります。
誰でも通えば取れる資格ながら全ての転職者にお勧め出来る、そして転職成功に近づくオールマイティーな資格と言えるでしょう。
資格を取れば必ず有利になるのか?
基本的にどんな資格であったとしても、転職に不利になることはありません。
その理由は資格を取る努力をしたことについて企業が履歴書で判断することが出来る、そして話の一つのネタになる為です。
勿論、転職先で活かせる資格を持っている人は資格の無い人よりも専門知識が深いという点から転職には有利に働きます。
しかし、とどのつまり転職は資格よりも人柄が重要なポイントであることは忘れてはいけません。
資格を持っていなくても転職は十分可能です。
私自身も当時の資格欄は空白状態でしたが、転職成功させた人間の一人です。
私は営業職を希望していた為、面接でのコミュニケーション能力のを全力でアピールしたことで、自分よりも業界経験の長い人や有資格者のライバル達に勝つことで出来ました。
結局はコミュニケーション、仕事への意欲やモチベーションの方が企業は重視していることはしっかりう覚えておきましょう。
キャリアと年収アップのために資格を取ろう
資格を持つことは転職で有利になることは勿論、他にも大きなメリットがあります。
まずはキャリアアップです。
資格を取る為には勉強が必ず必要になり、勉強することで知識が増え、仕事に役に立つことも多いかと思います。
資格を取ることは会社にとって必要な存在になることができ、かつ質の高い仕事が出来る大きなキャリアアップに繋がるでしょう。
また年収においても資格を持つことで大きなメリットがあります。
上述でも紹介させて頂きましたが、企業によっては「資格手当」が貰える会社があります。
その資格を持っているだけで毎月の給料がアップするので、年収アップに繋げる一つの手段として資格は持っておいた方が良いでしょう。
資格を活かした転職方法
もしあなたが現在、資格を持っているのであれば、最大限活かすに越したことはありません。
ではどのように転職を行えば上手く活かすことが出来るのでしょうか?
そこで私がお勧めするのは「転職エージェント」です。
転職エージェントとは専任のキャリアアドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれる人材紹介サービスのことを指します。
キャリアアドバイザーとは言ってみれば「転職のプロ」です。
求人紹介は勿論、キャリアの相談やスケジュール調整等、様々な転職活動のフォローをしてくれます。
まず転職エージェントに登録し、自分の持っている資格を活かせる仕事を紹介してもらうことで、あなたの持っているスキルを求めている企業を簡単に見つけることが出来ます。
また企業、転職希望者、両者の希望がマッチングすることにより、一般的な転職サイトを活用するよりも内定が取りやすくなります。
転職エージェント自体は登録無料なので、是非上手に活用し転職成功に繋げてもらいたいと思います。
まとめ
今回は「資格と転職」をテーマに詳しく見てきました。
勿論、資格が無くても転職している人は沢山います。
しかし、資格を持っていることで間違いなく有利に転職活動を行うことが出来ます。
今回紹介した資格は比較的誰でも取りやすい資格かと思うので、まずは手始めにチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
また今回の記事を読んで頂き、資格は転職だけに留まらず、様々なメリットがあることを知って頂けたかと思います。
資格は一生ものです。
是非あなた自身のスキルアップに繋げてもらいたいと思います。