こんにちは。ジョブリンを運営している丸井です。
転職はメリットもデメリットも存在しています。
収入が上がって万々歳の人、逆に収入が下がってしまってテンションが下がってしまう人、それぞれ存在します。
その中でも転職を繰り返してしまうのはよくありません。繰り返します。転職を繰り返すのはよくありません。
実際に転職を3回した私の実例と共に、その理由について迫っていきたいと思います。
転職を繰り返すと何が良くないのか
転職に関してネットで調べているとさまざまな成功例が掲載されていますよね。
その裏で書かれていない転職の失敗例がいくつも存在しています。
その中でも転職を3回している私の感じたデメリットを紹介します。
・人間関係がリセットされる
・退職金が少なくなる
・仕事内容が変わる(業種が異なる場合)
この3つが大きなデメリットだと感じました。ひとつずつ解説していきます。
人間関係がリセットされる
転職をすると人間関係がリセットされます。今まで仲良くしていた同僚、先輩、上司たちと一緒に仕事が出来なくなります。
当たり前と感じるかもしれませんが大きな違いです。
一から人間関係を築くというのはとても大変な作業です。仕事、さらに言えば社会に出る以上人間関係は切り離せません。
その中で仕事を一緒にするには信頼関係も必要です。信頼というのは積み重なって出来ていくものですからゼロからのスタートはとても大変でした。
退職金が少なくなる
会社によって退職金の計算方法はまちまちですが、多くの会社で採用している方法が継続年数に応じて高くなっていく制度です。
今でこそ転職が当たり前となっています。しかし、一昔前は学校を卒業して60歳まで働くのが当たり前でした。その名残で勤続年数に応じて支払い額が大きくなっていく仕組みを採用していました。
今は転職が当たり前になっています。周りを見渡しても転職している人が多いと思います。
現在は多くの企業が採用してる設計上、退職金が少なくなります。
仕事内容が変わる
これは転職先によって異なりますが、業種が違うところに入社すると全くゼロからのスタートになってしまいます。
意外とこれもきついです。今までの何年もかけて積み重ねてきた経験が全く生かせません。
逆に新しいことをやるのが好きって人もいますので一概にダメとは言えませんが、私はきつかったです。
特に20代後半で転職したときは年下の先輩もいました。年下の先輩だと余計気をつかうんですよね。
転職を繰り返す人の特徴
転職を繰り返してしまう人の特徴を紹介していきます。
今、ご覧になってくれているアナタも当てはまるかもしれません。
・飽きっぽい人
・なんとなく転職する人
・他の職場が良く見える人
・打たれ弱い人
・プライドが高い
飽きっぽい人
私はこれに該当します。飽きっぽいんですよね。
すぐに仕事に飽きてしまう性格の人はひとつの仕事を長く続けられない傾向にあります。
積極性もあって明るい人でも飽きっぽければ転職を繰り返す原因の一つになってしまうことがあります。
仕事が出来て結果を残したとしても「飽きた」と言って転職してしまうことがあります。
結果を残しており、なおかつやりたいことや出来ることがはっきりしていて軸がしっかりしていれば転職先でも成功する可能性はありますが、軸がしっかりしていない場合は注意が必要です。
なんとなく転職する人
人間関係が嫌だからなんとなく、給料が安いからなんとなく、仕事が合わないからなんとなく、こういう理由で転職する人は少なくありません。
私自身がそうでした。
しかし、なんとなく転職してしまうと軸がしっかりしていないんですよね。
仕事が比較的楽で給料もそこそこって会社に当たればラッキーぐらいに考えていると失敗するパターンに入ります。
他の職場が良く見える人
自分の今の職場と友人や他の人から聞く職場、他の芝が青く見えるとはよく言ったもので他の職場は輝いて見えます。
意外とこれも転職を繰り返す要因です。
私の元同僚は求人広告の給料の高さをみて転職した人がいますが、内情は激務だったようで会社に戻りたいと相談してきた元同僚もいます。(人員がいっぱいだったので断られていました。)
30万以上貰えると喜んでいましたが、結果的には仕事内容がきつすぎたみたいです。最終的に他の会社に転職しました。
打たれ弱い人
仕事をするうえでミスは誰にでもあることですが、ミスをすると怒られます。
会社に損益を与えればそうなるのは仕方がないことです。
ただ、打たれ弱い人はミスをしたにも関わらず、怒られた方が気になってしまいふせぎがちになってしまうこともあるでしょう。
メンタル的に弱い人はストレスを感じるようになると休みがちになってしまったり、体調がすぐれなくなったりしてしまいます。
これが転職の原因となってしまうこともあります。
プライドが高い人
プライドが高い人は怒られたり、使われるのを嫌がります。
「何々君、これやっといて」こんな日常の一コマもイラッとしてしまうこともあるかもしれません。
他にもプライドが高いと素直になれない一面もあります。上司がわかってくれる人なら良いのですが、皆が優しいわけではありません。
人間関係のもつれから会社を辞める結果となることもあります。
転職を繰り返してしまう原因
転職を繰り返してしまう人の特徴を紹介してきました。
でも、会社側に責任だってあると思いませんか?そんな会社側の原因も調査してみました。
・給料が安い
・人間関係に悩む
・労働時間が長い
給料が安い
給料は生活に直結します。あまりにも安すぎると生活が出来なくなります。
企業側としても社員の給料を上げたいと思うのが普通ですが、ブラック企業では社員の給料を安くして利益を得るという企業もあります。
給料が安すぎて生活が出来ないという人には転職をお勧めします。
人間関係に悩む
人との付き合い方が上手くない人は多いです。
人見知りだったり、上手く相槌を打てなかったり、上手く笑えない、など人によってさまざまです。
その中でも企業側だって責任がないわけではありません。社員側に立ってみると明らかにパワハラが多い上司や陰湿な先輩もいます。
そういった人に気づいていても放置している会社もあります。一緒に飲みに行って仲良くなればパワハラはなくなると思いますが、人間関係を上手くこなせるのは一部の人だけです。
繰り返ししてしまう原因の一つに人間関係も含まれます。
労働時間が長い
最近はニュースで話題になることも多いのが労働時間です。
大企業だってブラックに近い労働時間な会社も本当に多いです。過労死なども騒がれていますよね。
あまりにも労働時間が長いと家族との時間もろくに取れずに一日が終わってしまいます。
私自身は給料が安くても労働時間が短い方が良いと考えて、今は給料が安い会社に勤めています(笑)
転職を繰り返さないための転職方法
ではどうすれば転職を繰り返さないようにすれば良いのでしょうか。対処方法についてお話していきます。
自分自身を見つめなおす
自分自身が何をしたいのか、何を出来るのかを考えてみて下さい。
やりたいことがないという人は何が出来るのかというのが重要です。それが自分の強みになります。
例えば一つのことを繰り返しできるとか、タイピングが早い、暗算が得意、なんでも良いです。
一つ一つ、挙げていってメモしてみましょう。
性格も見つめなおす
自分のやりたいことや出来ることが見つかればあとは自分の性格です。
飽きっぽい、我慢強い、コミュ力が高いなどなど、考えてみて下さい。
飽きっぽければ一つの作業をしない会社やコミュ力が高ければ人と接することが多い仕事、といったように職種が絞り込めるはずです。
労働条件を絞り込む
労働条件を絞り込んでみて下さい。
給料が良くて仕事が楽なんて会社はありません。(ゼロではないのかもしれませんが。。。)
労働時間が短い方が良い、給料が高ければ労働時間はいとわない、給料が安くても休みが多い方が良い、といったように条件を絞り込んでみましょう。
転職せず長く続けるための秘訣
転職を繰り返さずに一つの会社で長く務めたほうが生涯賃金が高くなるケースが多いです。
最初に説明したように長く務めたほうが退職金が多くなりますし、給料も上がっていきます。
長く続けるための秘訣、コツも紹介しておきます。
誰かのために働く
仕事以外に満足できることを探す
職場の人たちとすごく仲良くなる
誰かのために働く
誰かのために働くことで結果として長く続けることが出来ます。
人間って自分のためにって思うよりも人を思う心の方が強いと思います。
自分で家族を持つってことも大事な要素の一つだと感じています。
どうしても転職を繰り返してしまう人は家族を養うためとか、両親のためとか、理由付けをしてみてはいかがでしょうか。
仕事以外に満足できることを探す
仕事は毎日毎日続いて終わりが見えません。嫌になることだってあると思います。
その中で仕事に意外に満足した、満足できることを見つけてみて下さい。
スポーツでもゲームでもなんでも良いです。人生の楽しみというか、結果を出してゴールを作ることで満足感が生まれます。
仕事以外に集中できることを探すでもOKです。
職場の人たちとすごく仲良くなる
私が実践している転職を繰り返さない方法です。
職場の人たちとものすごく仲良くなることで仕事が楽しくなります。楽しいだけじゃ仕事が出来ないって思うかもしれません。
仲良くなってしまえば仕事をお互いにフォローしたり、根回しだってしやすくなるんですよね。
飲み会や社員旅行、会社終わりのご飯などで積極的に仲良くなってみてください。少し景色が変わってきます。
まとめ
転職は成功例も失敗例もあふれています。
成功例は華々しく掲げられている転職サイトもありますが、失敗する例も少なくありません。
繰り返しているなら、余計に失敗パターンに入っていることが多いです。
定職についてもやめてしまう、長続きしないという人に参考になれば幸いです。