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転職にかかる費用はどれくらい?お金がない時の対処方法

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「転職したいけど、費用がどのくらいかかるのかが気になる…」。

 

お金がない中で転職活動をするとなると、こうした疑問・不安が浮かんでしまうものです。

 

意気込みはバッチリでも、十分な費用がないと、転職活動を円滑に進めることは厳しいと言えます。

とはいえ、「お金がない」という理由で転職を諦めるのは惜しいですよね。

 

そこで今回は、転職時にかかる費用や、お金がない時の対処方法などについてご紹介。

「貧乏だけど転職したい!」「お金がないからといって諦めたくない!」

そんなガッツに満ち溢れる人の参考になれば幸いです。

 

転職にかかる費用は?人によって差がある?

転職活動の際にかかる費用は、結論から言うと「人それぞれ」です。

 

一般的には「平均50万円前後」と言われていますが、これはあくまで標準的な目安に過ぎません。

「なんだかんだで100万もかかってしまった」という人もいれば、「数万で抑えられた」という人もいるのです。

転職活動にかかる費用は、かなりの個人差があると言えますね。

 

なぜこんなにも人によって落差が激しいのか?

それは転職者の環境・条件がそれぞれ異なるからです。

 

在職中に転職できた人と、退職後に転職活動をスタートする人とでは、全く環境が違います。

また、独身or既婚、既婚の場合は子供がいるかどうかなど、プライベートの状況も転職費用に何らかの影響を与えます。

置かれている環境・立場が異なれば、当然ながら転職に充てる費用も異なってくるものです。

 

そのため、平均額として「50万」という目安はあっても、実際のところは人によりけりと言えます。

 

 

気になる転職費用の項目

転職活動中は、何かとお金がかかります。

生活費・家賃・税金などは言わずもがなですが、他にどんな出費が発生するのでしょうか?

 

気になる転職費用の主な項目は以下の通りです。

 

交通費

「近場で転職先を探せばそれほど交通費もかからないだろう」と考えがちかもしれません。

しかし、働きながら転職活動をする場合、仕事の合間をぬって面接に行くことも多々あるわけです。

少しでも時間を短縮したいと考えると、どうしてもタクシーに頼らざるを得なかったりします。

その積み重ねが大きな出費になってしまうのです。

 

また、必ずしも近場に良い企業が存在するとは限りません。

遠方にある企業を受けるとなったら、新幹線などを使う必要性も出てくるため、当然ながら交通費はグンと高くなります。

 

服飾費

会社によっては、カジュアルスタイルでの通勤がOKな所もあります。

そのような「スーツとは無縁」の職場で働いている場合、新たに服飾品を揃える必要があります。

スーツ・靴・カバンなど、全てのアイテムを一から揃えるとなれば、当然それなりにお金もかかるでしょう。

とはいえ、ラフな服装で面接へ出向くわけにはいきませんからね。

転職活動に適切な服飾品をしっかり揃えるためには、ある程度の出費も覚悟しなくてはなりません。

 

雑費

履歴書代や証明写真代、そして面接へ出向く際の食費など…。

こうした細々とした雑費も、案外バカになりません。

履歴書や証明写真も、すぐに採用が決まれば問題ありませんが、なかなか決まらない場合はその都度用意しなくてはなりませんからね。

また書き損じや撮り直しをするということもあるでしょう。

確かに金額的には少額ですが、これが幾度も積み重なると、気付いた時には結構な出費になっているのです。

まさに「塵も積もれば山となる」といったところでしょうか。

少額ゆえに油断しやすい、というところも落とし穴です。

 

通信費

企業に電話を掛ける・転職エージェントと連絡を取り合う、という機会が増えると、やはり通信費も普段より嵩みやすくなります。

また電話だけではなく、ネット通信費も気になるところでしょう。

 

とはいえ、電話で直接連絡を取ったり、ネットで情報収集をすることは、転職活動においても非常に大切な行為です。

そのため、通信費が嵩みやすくなるのも仕方ないと言えそうですね。

 

 

転職費用はどれくらい用意しておくべき?

先にも述べたように、転職に掛かる費用は本当に人それぞれです。

平均通りの人もいれば、平均以上掛かる人もいます。

あるいはグッと安い金額で済むケースもあるでしょう。

 

そのため明確な金額を示すのは非常に難しいです。

が、それでもひとまず10万~20万は用意しておきたいですね。

 

また、「遠方で企業を受けるから交通費が必要」「スーツや靴の購入費用も不可欠」など…

状況に応じて、さらに10万~20万ほどプラスする必要があります。

その辺りを踏まえたうえで、一度きちんと必要な転職費用を算出してみましょう。

 

そして当然ですが、これ以外にも別途、日々の生活費が必要になってきます。

退職後に転職活動をする人は、ひとまず3ヶ月分くらいの生活費を事前に用意しておくと安心です。

日々の生活費のことも考慮しつつ、転職費用を調節しましょう。

 

 

転職したいけどお金がない!対処法は?

固定費を見直す

家賃・光熱費・通信料など、毎月必ず支払いが必要になる「固定費」。

これらは生活をするうえで外せないものです。

そのため、どれかを無くすというのは現実的にとても厳しいと言えるでしょう。

 

ただ、きちんと見直すことで、ある程度削減することは可能です。

例えば「炊事をする際はなるべくお湯ではなく水」「入浴時のシャワーはこまめに止める」など、ちょっとしたことに気を付けるだけで違ってきます。

また、「Wi-Fiを活用」「スマホの契約プラン変更」といった方法も、通信費を抑えるために有効です。

 

普段あまり気にしていないと、つい「チマチマ節約なんてやってられない」と思ってしまうでしょう。

しかし、少しでも余裕を持って転職活動をするためには、四の五の言っていられません。

 

毎月の支払いを少しずつ見直し、固定費が下がるよう心掛けてみましょう。

 

無駄遣いをしない

「毎日タバコなどの嗜好品を買っている!」

「日常的に外食三昧!」

「しょっちゅうどこかへ出掛けて散財している!」

 

こうした生活を送っていると、お金はあっという間になくなっていきます。

 

もちろん、日々の中でなんらかの楽しみは必要です。

嗜好品や娯楽を一切なくしてしまうと、毎日の生活が一気につまらないものになり、ストレスが溜まってしまうでしょう。

そのため「完全にやめる」というのはオススメできません。

 

ただ、やはりモノには限度というものがあります。

いくら楽しいからといって、むやみやたらに使いまくっていれば、金欠になってしまうのは当然です。

 

また、こうしたお金の使い方が当たり前になっていると、「無駄遣いをしている」という感覚がマヒしてきます。

全く無自覚の状態でどんどん使い続けるわけですから、お金が残らないのも頷けます。

 

そのため、やはり多少はセーブをすることが大切です。

例えば「財布には1日に使う分のお金だけ入れておく」「上限は1日○円!」など、無駄遣いをしないよう、自分の中でルールを設けましょう。

ガチガチに制限をかけるとストレスになりますから、まずはできることから始めてみてください。

 

交際費を抑える

仕事をしていると、会社の上司や同僚から、飲み会のお誘いを受けることがあるものです。

時々であれば問題ないですが、あまりにも頻度が高いと、その分交際費が多く掛かってしまいます。

 

さらに、二次会・三次会など、飲み会の時間が長引けば長引くほど、どんどん金額が上乗せされていきます。

飲み会だけで月数万とかかってしまう人もいるくらいですから、これはかなりの痛い出費と言えますね。

 

また、「お金云々ではなく、そもそも会社の飲み会自体あまり行きたくない」という人もいるでしょう。

自分の好きなことにお金を使うのではなく、嫌いなことにお金を使うだなんて、なんとも不愉快なものです。

お金も時間も無駄に費やすことになるわけですから、いろいろな意味でウンザリしますよね。

 

しかし「これも社会人としての付き合いだからなあ…」と思うと、なかなか拒絶できないものです。

特に上司や先輩からのお誘いは断りにくいのではないでしょうか?

 

「人付き合いが悪いと思われても構わない」。

そんなマイペースな気持ちを持てれば一番なのですが、性格的に難しいという人もいるでしょう。

その場合は、自ら幹事役を買って出るのもひとつです。

 

幹事になり、「なるべくリーズナブルに済むお店」を選べば、交際費を安く抑えることができます。

幹事無料クーポンが使える居酒屋などもありますから、「どうしても断れないけどお金を浮かせたい」という人は、幹事役を務めてみるのもオススメです。

 

 

お金がなくても転職可能?費用を調達する方法

「転職活動を始めたい!けどお金がない…」。

 

「資金不足」という高い壁をなんとか乗り越えたいのであれば、一時的に転職費用を調達するのもひとつです。

ここでは、その調達方法をいくつかまとめてみました。

 

退職後の失業手当を費用に充てる

退職してから転職をするのであれば、ぜひ退職後に出る「失業手当」を有効活用しましょう。

 

・就職の意思がある

・離職の日からさかのぼり通算12ヶ月以上雇用保険に加入

 

基本的には、コチラの2点が失業手当の受給資格として挙げられています。

 

ただし失業手当は、ある注意点も存在するのです。

それは「退職理由によっては失業手当が受け取れない可能性もある」ということです。

 

例えば「自己都合退職」「懲戒解雇」などが理由の退職だと危険です。

支給が遅れたり、最悪の場合支給ナシになってしまうことも十分あり得ますので、くれぐれも注意しましょう。

 

副業で稼いでみる

本業と副業を同時にこなす…というのはなかなか大変です。

しかし、少しでも多く転職資金を調達したいのであれば、ここはひとつ気合いを入れて頑張ってみましょう。

 

とはいえ最近は、パソコンを使って自分のペースで行える副業も増えています。

そのため、空いた時間に無理なく頑張ることが可能です。

 

中でも人気の副業といえば「クラウドソーシング」でしょう。

ネット上で仕事を受注し、コツコツとこなしていけば、無理なくマイペースに稼ぐことができます。

専門性の低いものであれば、初心者でも気軽に始められるのでオススメです。

ただ、極端に単価の低い仕事だとなかなか稼げないので、その辺は注意が必要です。

 

身近な人に助けを乞う

どう頑張っても費用が溜まらないという時は、思い切って身近な人に相談してみてはいかがでしょうか?

 

信頼できる家族・友人であれば、快くお金を貸してくれる可能性大です。

 

とはいえ、相手にも相手の事情があります。

「気持ち的には貸してあげたいけど、諸事情により貸せない…」という場合もあるため、過度な期待は禁物です。

いくら気の置けない間柄とはいえ、相手に負担をかけてしまうのはよくありません。

 

また、安易に頼り過ぎてしまうのも避けたいところです。

あくまで自力で頑張り、それでもどうにもならなかった時の最終手段として考えておきましょう。

 

お金絡みのトラブルが起きると、親しい者同士であっても関係が悪化しやすくなります。

快く貸してもらえたら、その後はしっかり誠実に返していくことをお忘れなく!

 

 

まとめ

 

「転職するぞ!」という情熱があっても、費用不足だと思うような活動ができず、歯がゆい状態になってしまいます。

とはいえ、「お金がない=転職活動ができない」ではありません。

様々な工夫を凝らし、うまくピンチを乗り切れば、お金がなくても転職活動に励めます。

お金がないから無理だと悲観せず、まずは必要な費用を算出し、しっかりと準備を進めていきましょう!

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