入社して2年目、やっと少し仕事に慣れてきたな~と感じる頃ではないでしょうか?
とはいえ、社会人2年目はまだ新人と呼ばれる時期です。
先輩ほどのスキルが身についていない部分もあるでしょう。
給料もまだそれほど多くもらえなかったりしますよね。
そこで気になってくるのが、社会人2年目の貯蓄・月収についてです。
自分の年収や貯蓄額が他の人と比べてどうなのか?実際のところよくわからないものでしょう。
お金の問題は周りの人にも聞きにくいので、なおさら自分が平均なのか否か判断しにくいですよね。
そこで今回は、社会人2年目の平均年収・貯金額、さらに効率よく貯金する方法についてもご紹介します!
社会人2年目の平均年収・月収はどれくらい?
まずは社会人2年目の平均年収・月収から見ていきましょう。
国税庁による20代前半(20~24歳)の平均年収データを調べました。
社会人2年目にあたる20代前半の平均年収は、258万円(男性275万円・女性241万円)であることがわかりました。
引用元:国税庁 民間給与実態統計調査
中には社会人2年目にして400万~500万円もの年収を得る人もいます。
が、その理由の大半は「多額なボーナスが発生するから」です。
20代前半のボーナス平均額は年間約35万円とされていますが、大手だと100万円以上になることもしばしありますからね…。
そのため特に大手ではない一般的な企業であれば、年収250~300万円というのはごく普通なのです。
上記調査による平均年収258万円を元に考えると、単純に平均月収は21万5千円になります。
しかしこれはあくまで額面金額なので、手取りにした場合の平均月収は16~17万円程となりますね。
社会人2年目の平均貯金額は○○円!
さてお次は、当記事を見る人が一番気になっているであろう平均貯金額についてです。
たとえ同じ社会人2年目の仲間がいたとしても、「今どれくらい貯金してる?」なんてあまり聞けませんよね。
そこで、まずはこちらの調査結果を見ていきましょう。
社会人1年目で貯金した金額
社会人2年生に1年目の貯蓄額を尋ねた結果、45万円という平均額が算出されました。
ちなみにトップは「10万円~20万円(25%)」、次が「100万円以上(22.4%)」。
ただ「0円」も16.6%とのことで、なかなか貯金するのが難しい…という人も多いのかもしれません。
また30歳時点での目標貯蓄額を尋ねると、なんと「1千万円以上」と答える人が最も多いという結果に!
30歳時点の目標貯蓄額
皆さん社会人2年目にして、すでに高い目標を掲げていらっしゃるんですね。
もっとも年数や年齢を重ねれば徐々に給料もアップするでしょうから、頑張れば1千万円以上も夢ではないでしょう。
ただ付き合いなど何かとお金もかかるので、相当努力しないとなかなか厳しいとも言えそうです。
さらにツイッター上にも、こんなアンケートがアップされていました。
働く皆さんに質問です。
社会人2年目、貯金額はいくらくらいでしたか?(今2年目の人は2年目の額を)— 三角 (@3_k_) August 21, 2016
社会人2年目の貯金残高
— 関東管領れー丸 (@wara_5568) September 14, 2018
社会人2年目の貯金額、どうやら100万円以上が断トツなようですね。
こうした様々な調査結果から考えると、社会人1年目では約45万、2年目では1年目よりもう少しアップしての約100万円が平均貯蓄額と言えそうです。
暮らし方によっても社会人2年目の貯金額は変わる?
「給料が少ないうえにひとり暮らしだから、なかなか貯金が貯まらない」
「実家暮らしだともっと貯金が貯まるのかな?」
そんな悩みや疑問を抱える社会人2年生も多いでしょう。
確かに貯金額や貯金のしやすさは、実家暮らしかひとり暮らしかによっても変わってくるものです。
そこでここでは、実家暮らし・一人暮らし(賃貸)それぞれの平均貯金額についてまとめてみます。
実家暮らしの貯金額
実家暮らしの場合、月8万円以上(年間にすると100万円以上)の貯金が可能です。
東京で奨学金500万の返済をしながら一人で生活しないといけない人間vs借金なし実家暮らしの人間(社会人2年目で貯金100万)
— 🍕ぴっ🍕 (@PikaPikaPizza) July 28, 2019
弟まだ自分と同じ社会人2年目なのに貯金100万以上てお兄ちゃん貯金なんてないんだけど🙄
実家暮らしと一人暮らしじゃこんなにも差が出るんですか🥺— なぁ🐢 (@Kamenaru9) March 6, 2020
実家暮らしの妹(社会人2年目)、貯金額が私の倍であることが判明した本日。。。
— 沙紀 (°ω。) (@theendxsaki) October 8, 2017
実家暮らしだと光熱費・食費といったお金が掛からないため、やはりひとり暮らしより貯金しやすいと言えます。
もちろん家にお金を入れながらでも問題なく貯蓄できるでしょう。
上記のつぶやきを見ても、社会人2年目の平均貯金額とされる年100万円以上は楽々クリアできている印象ですよね。
一人暮らし(賃貸)の貯金額
賃貸物件を借りて一人暮らしをする社会人2年生も多いでしょう。
一人暮らしは気ままで自由度も高いですが、「貯金」という観点から考えると少々厳しい環境と言えます。
一人暮らし、社会人2年目で貯金1万の俺が来ますた。みなさんごめんなさい。100万円とかむりでつ。。 <若手会社員、貯金は平均338万円 先行き不安反映か> http://t.co/a3g6Mggo #niconews
— 🌌neru camp △🎋 (@tw_teria) October 14, 2012
社会人2年目一人暮らしで80万円貯金あったらすごいと思うんだけどなあw
— オープンカーと白猫が好きすぎるりなさん (@Toyolina) October 24, 2008
社会人2年経過
3年目だけど貯金50万程度しかないぞ
一人暮らしきつすぎるな?— 仙道彰 (@nnt_ngo) January 23, 2020
社会人2年目の一人暮らしです。貯金も少なく母親に迷惑をかけてます。母はお金が足りず、自分のアクセサリーを全て売ったそうです。ダイヤモンドのネックレスをプレゼントしたいです。
— やくると (@asnh915nh) January 14, 2019
家賃・光熱費・食費など、毎月必ずかかるお金があるわけですからね。
さらに家具や家電など、生活するうえで必須なものが壊れた場合も新たに買い替えなくてはなりません。
給料がそれほど高くないと「毎月ギリギリだ」となりかねないので、必然的に貯金額も低くなりやすいです。
ヘタするとゼロ円…なんてこともあるかもしれません。
いずれにしろ、実家暮らしより貯めにくいことは確かでしょう。
社会人2年目・一人暮らしの月々の貯金額は、実家暮らしの半分(4万円程)と考えて良さそうです。
社会人2年目におすすめ!効率のいい貯金方法&節約術
頭では「お金を貯めよう」と思っていても、それを実践するのはなかなか難しいものです。
ほぼ生活費で消えたり、ボーナスがほとんど無かったり…。
社会人2年目という時期は、もっとも貯金しにくい時期と言えるかもしれません。
そこでここでは、社会人2年目にオススメな効率のいい貯金方法&節約術をご紹介します。
まずはしっかり「目的」を持つ
貯金をしようと思ったら、まずは自分の中で明確な目的を持つことが大切です。
やはり漠然とした思いだけでは、人間なかなか本気になれないもの。
「100万円貯めてみよう」という金額設定をするもよし、「旅行がしたいから頑張るぞ」と自分の趣味に絡めるもよし!
何かしらの目的・目標を作ることが、効率のいい貯金への第一歩です。
お金の管理も忘れずに
お金の管理をきちんと行うことも、貯金や節約をするうえで欠かせません。
収入・支出の両方をチェックすることになるわけですが、特に重視すべきは「支出」です。
収入はよほどのことがない限りほぼ変動はないでしょうが、支出は自分次第で増えも減りもしますよね。
無駄な支出がないか?抑えられる部分はどこなのか?レシートやメモ・家計簿を活用して、しっかり確認しましょう。
先取り貯金で貯めてみる
「貯金額を予め給与から取り、残金で生活する」という、先取り貯金方式もオススメです。
使い過ぎて結局貯金にまわせなかった…という事態を防げるため、着実にお金を貯めていくことができます。
積立定期預金などを利用するか、あるいは貯蓄用口座を新たに作るか、どちらでも構いません。
先取りスタイルで毎月確実にお金を貯めていくのも、効率のいい貯金法のひとつでしょう。
公共施設も活用しよう
「社会人になってから運動不足…ジムに通いたいけどお金がかかるしなあ」
「知識をつけるために仕事関連の本がいろいろ欲しい!けど何冊も買ったらお金が…」
こうした悩みを抱える人にオススメしたいのが公共施設です。
例えば市や区が運営しているスポーツ施設であれば、一般的なジムより安い価格で利用することができます。
マシン・器具・プール、さらにはスポーツ系レッスンなど、ジム顔負けの充実ぶりを見せる施設も多いのでオススメです。
また本が欲しい場合は、買うのではなく図書館で借りるようにすると良いでしょう。
地域の公共施設を活用することも、上手な貯金・節約のポイントです。
副業に取り組んでみる
本業とは別の副収入を作ることで、より貯金がしやすくなります。
近年は副業をよしとする会社も増えてきましたからね。
空いた時間に副業をすれば、そこで稼いだ分を貯金にまわすことができるでしょう。
とはいえ本業に支障をきたしてしまうのはNGです。
本業が疎かにならないよう、バランスよく副業に取り組んでみましょう。
給料を上げて貯金額を増やしたいなら転職も検討!
基本的に、社会人2年目だとまだまだ給料は上がらないものです。
3年目・5年目と、年数を重ねれば昇給アップが望めるでしょう。
とはいえ、大きな期待を抱くのは禁物です。
なぜならどれくらい給料が上がるかは、勤め先の規模・システム・業績によって変わってくるからです。
「10年働いてやっと1万円アップ」というケースもあれば、いつまで経っても昇給なしというケースもあります。
だからといって、よほどのスキル・実績が無ければ、歳を重ねてからの転職は難しいです。
25歳、30歳、40歳と、年齢を重ねれば重ねるほど採用率は低くなるのが現実。
逆に20代前半など、若いうちの方が「伸びしろアリ」と判断されるため転職しやすいでしょう。
つまり給料を上げて貯金額を増やしたいなら、社会人2年目という今がチャンスなのです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントなど、大手転職エージェントに相談しながらであれば、転職未経験の人でもスムーズに転職できますよ。
「社会人2年目で転職なんて…」と不安に思う人もいるかもしれません。
しかしその道のプロに相談しながらの転職活動なら、成功率はグッと高まります。
今後のことを考えると、やはり「少しでも給料が多い会社の方がいい」というのが本音ですよね。
2年目特有のフレッシュさを活かして、ぜひ転職活動に挑戦してみてはいかがでしょうか?
まとめ
何が起こるかわからない人生!
将来のために、そして万が一の時のためにもしっかり貯金はしておきたいところですね。
とはいえ貯金や節約ばかり気にしすぎると心に余裕が無くなるので、やりすぎは禁物です。
社会人2年目は何かと大変な時期ですが、無理のない範囲で着実に貯め、今後の人生をより豊かなものにしていきたいですね。