右も左もわからない状態で、いきなり新たな環境に置かれると、周囲に馴染めず孤立しがちです。
そのため入社したばかりの新人社員の中には、「職場で孤立している…」と悩む方も多いです。
特に性格が人見知りだったり、内向的だったりするとなおさらでしょう。
そこで今回は「新人社員と職場の孤立」についてスポットを当てていきます。
孤立してしまう原因や孤立しやすい人の特徴、そしてどうすれば「孤立」という悩みを打破できるのか?
一挙まとめてご紹介します!
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新人が職場で孤立してしまう原因
職場で孤立することは、何も新人に限ったことではありません。
それなりに勤務を続けている社員であっても、職場で浮いている人は多く存在します。
では原因は何なのかというと、ほとんどは「人間関係」です。
そして新人社員が職場で孤立する原因もまた「人間関係」ですね。
やはり相性の悪い同僚・上司と上手く接するのは、新人であろうとなかろうとなかなか難しいものです。
ただ、中堅~ベテランに比べると、新人社員は特に人間関係で孤立しがちと言えます。
新人社員はまだ学生の頃の感覚が残っているため、社会での人間関係とこれまでの人間関係にギャップを感じやすいのです。
高校や大学なら自分と合う人だけを選べますが、職場だとそうはいきません。
仕事ですから、どんなに合わなくても職務上付き合わざるを得ないわけです。
「学生時代の頃のようにはいかない」という現実についていけず、どんどん孤立化を深めてしまう…
そんな葛藤と苦悩に満ちた新人社員がとても多いと言えますね。
職場で孤立しやすい新人の特徴
新人社員は、人間関係が原因で孤立しやすいものです。
ただ、全ての新人社員が孤立するとも言えませんよね。
中にはその人の持つ特徴により、人間関係がこじれ、より孤立してしまうケースもあるのです。
では、職場で孤立しやすい新人の特徴にはどんなものがあるのでしょうか?
コミュニケーションが苦手
孤立しやすい新人社員の特徴は様々です。
その中でも最も挙げられやすいのがこの特徴でしょう。
まだ入社したばかりだと、緊張して周りと話すどころではなくなります。
「トンチンカンな質問をしないようにしよう」
「あんまり自分から話しかけ過ぎないほうがいいかな」など
必要以上に気を遣ってしまいがちです。
これがお話上手だったり、コミュニケーションスキルが高い人であれば、それほど緊張せずに溶け込めるかもしれません。
が、人見知りだったり口下手だったり、元来コミュニケーションが苦手なタイプだと難しいでしょう。
交流を持とうとしない
付き合いが悪い新人は、職場の中で孤立しやすくなります。
例えば仕事の後の飲み会や、忘年会・歓迎会などなど…
会社に勤めていると、職場の人と交流を持つ機会がたびたび訪れるでしょう。
こうした社員同士の集まりに参加しないでいると、「あいつは付き合いが悪い」と言われ、自ずと孤立していきます。
そのため、積極的に交流を持とうしない新人も、周囲との壁を作りやすくなります。
基本的に後ろ向き
仕事をしていると、嫌なことや辛いこと、上手くいかないことがたくさんあります。
特に新人の頃はミスが頻発しやすいため、その分落ち込むことも多いでしょう。
落ち込んで気分が憂鬱になると、「自分はダメな人間だ…」と後ろ向きになり、どんよりとしたオーラを発するようになります。
またオーラだけではなく、愚痴を発してしまうこともあるでしょう。
もちろん人間ですから、たまにはそんな時があってもかまいません。
しかし、常に後ろ向きで暗い雰囲気だとどうでしょうか?
しょっちゅうネガティブオーラ全開で、周りが気を遣って話しかけても暗いまま…
そんな新人社員がいたら、先輩方もどう接したらいいものかと戸惑います。
そして最終的に「あの新人には関わらないのが一番」という結論を下されてしまうのです。
自ら話そうとしない
例えば休憩中など、業務と関係無い時間の中で雑談をすることもあるでしょう。
何気ない会話が弾んで盛り上がれば、自ずと親しい関係性が築けます。
しかし、自ら話そうとせず、ただ聞いているだけだと盛り上がりに欠けます。
もちろん自分ばかりが喋ってばかりのマシンガントークだと、それはそれで引かれるでしょう。
が、あまりにも喋らなさすぎると、周りは少々やりにくさを感じてしまいます。
相手の話をちゃんと聞きつつ、自らも積極的に話を広げようとする。
こうした姿勢をとることで、話が盛り上がり、自然と周囲にもなじみやすくなります。
しかし、全く自分から話そうとせずただ黙ってばかりだと、孤立化はどんどん深まるでしょう。
孤立した状況への対処法
思い切ってどんどん質問!
「上手な人付き合いができない」
「先輩に気を遣いすぎて緊張する」
などなど、コミュニケーションが苦手だと孤立しやすくなるものです。
しかし、孤立した状況を打破したいのであれば、自ら積極的に動くのが一番です。
とはいえ、対人関係が苦手な人にとって、雑談に加わったり気軽に話しかけたりすることはなかなか難しいですよね。
そこでオススメなのが「質問」です。
質問をすれば、その流れで自然と会話を交わすことができます。
また新人なら質問をたくさんしてもおかしくありません。
むしろ「仕事をどんどん覚えようとしているんだなあ」と好感を持ってもらえるでしょう。
もちろんしょっちゅう質問ばかりして、肝心の仕事が全くできないとマズいです。
が、打ち解けるためには「新人」という立場をフル活用して質問することもポイントです!
思い切ってどんどん質問して、しっかり真面目に仕事をすれば、やがて自然と馴染めるでしょう。
「無駄な時間やお金を消費しなくて済む」と考える
新人が飲み会などに参加しないと、周りからマイナスの印象を持たれやすいです。
「せっかく誘ってやってるのに来ないなんて」「新人のくせ生意気」などと思われたりします。
しかし、よく考えてみてください。
好きでもない職場の人と一緒にお酒を飲む、これの何が楽しいのでしょうか?
もちろん「人付き合いも仕事のうち」という考え方もあるでしょう。
また交流を持って親しい関係性を築けば、自ずと孤立からも抜け出せます。
しかし、忘年会など節目の行事ならまだしも、普段の飲み会までいちいち参加する必要があるでしょうか?
孤立を恐れるあまり、嫌々飲み会に参加して、時間とお金を消費する。
ハッキリ言って、これは非常に無駄な行為ではないでしょうか?
どうせ時間やお金を使うなら、もっと有意義な使い方をしたほうが良いと言えます。
そのため、「あの新人は付き合いが悪いから…」と、お呼びがかからなくなっても気にする必要はありません。
無駄な時間やお金を使わなくて済んだ、と前向きに考えればむしろラッキーです!
めげない精神を持ってみる
もし後ろ向きな性格が原因で孤立しているのであれば、「めげない精神」を持つよう心掛けてみましょう。
実際のところ、性格というのはなかなかすぐに変えられないものです。
しかし自分で自覚をもって気を付けていれば、多少なりとも良い変化をもたらすことはできます!
失敗しないで仕事ができればもちろんそれに越したことはありません。
が、まだ入社したばかりなんですから、多少のミスはいわば当たり前なのです。
自分の心の中でしっかり反省しつつ、「次からは頑張ろう!」「必ず挽回するぞ!」という意気込みで、明るく前向きに仕事に励みましょう。
そうすれば先輩も「めげずに頑張る良い新人だな」と一目置き、何かと手助けしてくれます。
とにかく仕事に打ち込んで成績を上げる!
とにかく仕事に打ち込んで打ち込んで打ち込みましょう!
仕事は頑張れば頑張るだけ成績があがります。成績が上がれば周囲からの評判も上がっていきます。
そうなってくるとあなたの立場も良くなるでしょう。
頑張って見返すぐらいの気持ちで仕事に打ち込むのです。
一番は「気にしないこと」
慣れない職場で孤立をすると、新人のうちはつい不安になるものでしょう。
しかし言わずもがな、職場は「仕事をする所」です。
極端な話、孤立をしたって仕事がきっちりできればそれでOKなわけです。
周りから多少「付き合いにくい」と思われてもいいんです。
煩わしい人間関係など気にせず、自分のやるべき仕事を黙々と、粛々とこなしていきましょう。
それに新人のうちは、覚えることがたくさんありますよね。
即ち、「孤立をどうするか」よりも「仕事を早く覚えるにはどうすればいいか」を先に考えたほうが賢明と言えます!
「職場なんだから仕事がちゃんとできればそれで良し!」として、余計なことは気にせず仕事に打ち込みましょう。
また仕事を頑張って成果を出せば、自ずと上司からも認められます。
自分の仕事がきちんと評価されて自信がつけば、孤立感も気にならなくなりますよ。
上司に相談してみるのもひとつ
どうしても居心地が悪くて辛いなら、上司に相談してみましょう。
直属の上司でもかまいませんが、できれば上司の上司など、さらに上の位置に属する人のほうがいいかもしれません。
やはり勤続年数が長い分、トラブルにも慣れていますし、職場の人間関係もそれなりに熟知しているでしょう。
そのため具体的な解決策を示してくれる可能性が高いです。
新人の場合だと「わざわざ相談してしまっていいものか…」と躊躇してしまうかもしれません。
しかし相談されることで、上司は「信頼されている・慕われている」と感じ嬉しくなるものです。
もし孤立した状況を打破したいのであれば、思い切って上司に相談してみましょう。
それでも解決の糸口が見つからない場合は、最後の手段として「転職」もアリですね!
あなたが職場の先輩で新人が孤立してしまった時の対処法【先輩の立場編】
飲み会に誘ったり、積極的に話しかけたとしてもどうしても溶け込めず孤立してしまう新人は10人中1人ぐらいはいると思います。
辞めてしまうのではないかと心配してしまうと思います。
それならばいっそ離れた位置から見守ってあげてみてはいかがでしょうか。
孤立しているとしてもきちんと仕事はしているはずです。積極的に話しかけられる人が嫌な人、飲み会に参加したくない人、人はそれぞれです。
見守りつつ困っている感じの時にそっと背中を押してあげられるような先輩になってみてください。
孤立していても時間が解決してくれる可能性もありますからね。
まとめ
入社したてという不安定な状況の中で孤立すると、ついつい不安を覚えてしまうものです。
が、まずは仕事に集中することが一番です!
多少馴染めなくても気にせず、しっかり業務に励み、どんどん仕事を覚えていきましょう。
孤立化を恐れずひたすら仕事に没頭すれば、余計な不安感や寂しさなど消え去ってしまいます。
それでも気になる場合は、自分なりに努力してみたり、上司に相談してみたり、いろいろ奮闘してみましょう。
いざという時は転職の道もありますからね。
あまり思い悩まず、「孤立してもいいじゃないか」くらいの気持ちでドーンとかまえておきましょう。
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