疲れた・しんどい・死んでしまいたい。
仕事によって精神をすり減らし、限界点に達すると、死にたいという気持ちになりがちです。
「あまりにも仕事が辛すぎる」
「もはやこれ以上頑張れるとは思えない」
「周りの誰にも言えないけれど、実は自殺についても度々考える…」
など、今回は「仕事が嫌で死にたい」という人へ向けて、様々な対処法やアドバイスをお伝えします。
辛くてたまらない…仕事で死にたくなる原因とは?
「死にたい」「疲れた」など、仕事により追い詰められる人はたくさんいます。
ただ、やはり人によって何が原因かは異なりますよね。
そこでここでは、仕事で死にたくなる原因をいくつかピックアップしてみました。
人間関係がひどい
陰険な上司や底意地の悪い同僚、困りますよね。
例えば「部署は一緒だけどほとんど関わることがない」など、接する機会が少なければまだ耐えられるかもしれません。
しかし、常に近くにいてしょっちゅう関わるとなったらさすがにキツいでしょう。
「気に入らないから干す」「いちいちケチをつけて業務の邪魔をする」など、卑劣なことをされると仕事だってろくに進められません。
「人柄の悪い者が身近にいる」というだけでも不快なのに、業務にも支障をきたすとなると不快どころではないですよね。
注意して改善されるならいいのですが…それができたら苦労はしないでしょう。
相手がしっかり心を入れ替えてくれないかぎり、職場の人間関係を根本から解決するのは難しいものです。
そのため、人間関係のひどさが原因で追い詰められる人が後を絶ちません。
自分は所詮会社の道具だと感じる
働けど働けど全く給料はアップせず、ただ必要以上の労力や時間が費やされるばかり…。
そんな割に合わない地獄のような日々が続くと、虚しさや悔しさに襲われ死にたくなるものです。
「仕事に見合ったものをもらえず、それでもこき使われ続ける自分」
「こんな自分は所詮会社の道具にすぎない」
こうした考えに行き着くと、職場に対する信頼感や仕事のモチベーションなど、働くうえで大切な要素が一気に失われます。
そして最後は「もういっそ死にたい」という想いが頭をかすめるようになるのです。
重大なミスを犯した
仕事でミスを犯すと、たとえ小さなミスであっても「しまった」と思うものです。
きちんと仕事をこなす人や真面目な人であればなおさらでしょう。
しかし、それが小さなミスではなく大きなミスだったらどうでしょうか。
もはや「しまった」どころの騒ぎではないと言えます。
「取り返しのつかないことをしてしまった」
「なぜこんな事態を招いてしまったのだろう」
など、連日ミスを振り返り、自分を否定し続けるでしょう。
また「周りもこんな自分を軽蔑しているだろうな」と、周囲からの視線に対しても敏感・悲観的になりがちです。
こうした日々がずっと続くことで、逃れられない苦しみを感じるようになります。
そして「死ねばこの苦しみから脱却できる」という、究極的な心境に陥るのです。
常に大きな責任やプレッシャーを抱えている
重要なポジションに就くと、背負う責任やプレッシャーも大きくなります。
ましてやそれが常に・頻繁にとなると、心が休まる暇などありません。
確かに大きな仕事を任されると、その分やりがいが感じられます。
しかし抱え込むストレスが半端じゃないことも事実です。
当然ながら「手を抜く」「途中で投げ出す」ということもできませんから、さらに苦しくなります。
「それだけ期待されている証拠だ」と良い部分に目を向けようとしても、絶え間ない重圧により、どんどんストレスをため込んでいくのです。
また会社を離れて家に帰っても、常にプロジェクトのことで頭がいっぱいになりがちです。
楽な気持ちになりたい・解放されたい…。
そんな思いが募ることで「死にたい」と感じるようになります。
仕事が嫌で死にたくなった時の対処法
「仕事が嫌で死にたい」
「働くことも生きることもウンザリ」
そんな気持ちを抱えながら仕事をするのはとても辛いですよね。
では、死にたいという気持ちを少しでも和らげるためにはどうすればいいのでしょうか?
頑張り過ぎないようにする
仕事を完璧にこなそうとする姿勢は素晴らしいものです。
しかし、その大いなる頑張りに相応しい対価がなければ、ただひたすらに疲れるだけでしょう。
100パーセントの力を出し切って仕事をしても、会社はなにひとつ喜びを与えてくれない。
それどころか「こき使える都合の良い人材」としていいように利用されている。
こんな環境の中で頑張っても、どんどん自分を消耗していくばかりで全く報われません。
あなたの頑張りを正当に評価してくれる場所であればプラスになりますが、そうでない場所だとマイナスにしかならないのです。
そのため、仕事をする時はあえて頑張り過ぎないのがポイントです。
そうすることで「死にたい」という意識が若干薄らぐかもしれません。
ただ、真面目で頑張り屋な人だと、これってなかなか難しかったりするんですよね。
頭では「頑張り過ぎないようにしよう」と考えていても、性格ゆえについまた頑張ってしまうといいますか…。
しかし、その真面目な素晴らしさを劣悪な環境下で発揮するのは本当に損です!
なるべく気楽な気持ちで仕事に取り組むよう心掛けましょう。
部署異動を申し出る
「今の仕事が全く合わない」と感じると、働く意欲がどんどん低下するものです。
もちろん、続けていくうちに段々と面白さを見出すケースもあります。
最初は合わないと思っていても、最終的にそこそこ魅力を感じられるようになれば、結果オーライと言えるでしょう。
しかし、いつまで経っても魅力を感じず、自分との相性が根本的に悪いことを悟ると、もうヤル気もなにも出てきません。
そして毎日仕方なく仕事をしていると、働くことも生きることも、なにもかも億劫になってくるのです。
もし今の仕事が合わないと感じているならば、いっそ異動願いを申し出てみてはいかがでしょうか?
仕事に対する今の気持ち、希望する部署など、あらゆる事柄を上司にそのまま伝えてみてください。
部署が変わり、「合わない仕事」から解放されれば、死にたいと感じる瞬間も少なくなるでしょう。
また同じ会社であっても、部署や担当業務が変わると気分が一新されるため、新鮮な気持ちで仕事ができます。
もちろん申し出が即通らない可能性もあります。
しかし何もやらないままでは「死にたい」という気持ちに呑まれていくばかりです。
即通るか通らないかは別にして、ひとまず上司に洗いざらい打ち明けてみましょう。
一旦休んでみる
「仕事がつまらなくて辛い」「人間関係の悪さに辟易」「プレッシャーが大きすぎて疲れる」など、仕事が原因で気分がふさぎ込む時は、とにかく一旦休みましょう。
休暇をとり、仕事のことを一切忘れ、思いっきりのびのび過ごしてみてください。
追い詰められてクタクタになったら、リフレッシュすることも大切です。
また中には「今後この仕事を続けるべきか辞めるべきか」と、リフレッシュ後のことを考える人もいるでしょう。
しかしお休みの時は、そういった事柄もひとまず考えないようにしてください。
でないとせっかく休暇をとっても心が全く休まりません。
まずは「自分を労ること・休めること」に集中です。
いろいろ考えるのはしっかり休んでからでも遅くありません!
辛さに耐えつつずっと走り続けてきたのですから、この辺でふっと休息してみましょう。
誰かに話す、相談する
家族・友人・恋人など、「この人になら自分の心の内を見せてもいい」という人がいたら、ぜひ今の気持ちを話してみましょう。
大切な存在や信頼できる人に話を聞いてもらうことで、辛い現状を打破する新たなヒントが見つかるかもしれません。
楽しい時だけではなく、大変な時にも話を聞いて支えてくれる。
そんな確かな存在がいると、それだけで気持ちが晴れやかになります。
結果として「死にたい」という気持ちも薄れるのです。
また、もし身近に話せる人がいない場合は、精神科の門をたたくこともひとつです。
ひとり悶々と悩んでいると、死にたい気持ちが加速していきます。
仕事で死にたくなった時には、心を許せる人や精神のプロに話を聞いてもらいましょう。
死ぬくらいなら辞めて生きる
仕事を辞めたいと思っても、やはり食べていくためには辞められませんよね。
また一般的に「仕事を辞める=ダメなこと」という風潮があります。
そのため世間の目が気になって辞められない人もいるでしょう。
「この仕事を続ける以外に選択肢はない」
「生きている限りここから抜け出せない」
そんな状況にハマり込んでしまうと、もはや八方ふさがり。
死ぬことが最後の手段・唯一の逃げ道だと考えてしまうわけですね。
しかし、死を選ぶのはまだまだ早いです。
例えば、この世に存在する会社が、あなたの通う会社1社のみだった場合。
これは確かに絶望的です。
他に選びようがありませんからね。
しかし現実はどうでしょうか?
自分の職場1社だけしか存在しない…なんてことはあり得ませんよね。
まさに「星の数ほど」と言っても過言ではないくらい、世の中にはたくさんの会社・仕事が溢れています。
今の会社や仕事が全てではありません。
仮に面接や書類選考で落ちたとしても、諦めない限り何度だってチャレンジ可能です。
また「案外この仕事も合っているかもしれない」など、全く別の業界にトライする姿勢があれば、さらに選択肢は広がるでしょう。
仕事よりもまずは命です。
死を考えるその前に、やるだけやって、もがくだけもだいて…。
まずは精一杯手を尽くしてみませんか?
世間の目よりも自分の人生
先程の項目でも触れたように、どうも世間では「仕事を辞めることはダメなこと」という風潮があるようです。
しかし、ここでもう一度お伝えしますが「仕事よりもまずは命」です。
世間の目を気にするよりも、自分の人生を生きることのほうが大切です。
仕事を辞めて後ろ指をさされても、堂々と自分の人生を前向きに生きている人は、とても素晴らしく魅力的です。
たとえ仕事を辞めることになっても、無職の時期が訪れても、ダメ人間だと思うことはありません。
人間の価値はそこだけで測れないですからね。
むしろこうした苦い経験は、人間にとって財産と言えるでしょう。
悩み苦しんだ末に手に入れた成長・考え・経験は、順風満帆だったら決して手に入れることができない、大きな収穫です。
あなたが生きることは間違っていません。
「自分なんて死んだほうがいいんだ…」なんて思うことはないのです。
世間の目など気にせず、自分の思うままに生きてみましょう。
転職をして新たな世界へ
死を考えるほど辛い場合は、思い切って今の会社を退職しましょう。
そして心身を休め、転職活動を行い、生まれ変わった状態で新たなスタートを切るのです。
あるいは辞める前、つまり在職中に転職活動をするのもアリです。
辞めた後だと「早く見つけなくては…」と焦ってしまう可能性があるので、在職中の方がオススメかもしれません。
ただ、仕事をしながら転職活動をするのもそれはそれで大変そうですよね。
また退職後に始めたとしても、なまじ時間に余裕があるがゆえ、「いい仕事が見つからなかったらどうしよう…」と考え込みがちです。
そこでぜひ活用したいのが、転職エージェントです。
例えば会社の雰囲気やちょっとした裏情報はとても気になるものです。
が、求人サイトを見ただけだとそこまでのことはわかりませんよね。
また「死にたい」というくらい精神的に疲れていると、スケジュールや面接日程など、細かい調整も負担になります。
しかし転職エージェントを利用すれば、求人サイトだけではわからない情報を得ることができます。
人事部などと直接やりとりができるため、普通ではわからない情報までGETできるのです。
また厄介なスケジュール調整なども代わりに行ってもらえるので、負担がグッと減ります。
もちろん気になることがあったら、担当の人に相談することも可能です!
在職中・退職後、どちらの状況であっても、転職エージェントは大いに役立ってくれるでしょう。
死にたいくらい辛くなったら、プロの力を借りて再出発です!
まとめ
毎日死にたいと思いながら働くことは、精神に大きな負担を掛けます。
うつ病を患う可能性も高まりますし、最悪の場合衝動的に死を選ぶことだってあり得るでしょう。
「まだ大丈夫だ」と思わず、早めに今の状況にピリオドを打つことをオススメします。
もし転職先で再び辛いことがあったらその時はその時です。
生きてさえいれば、自分次第で何度でも立ち直ることができるのですから…。
いつでもどんな時でも、「仕事より命が大事」を念頭に、自分の人生を生きていきましょう。