仕事がなかなか覚えられないと大変ですよね。
ミスを犯すことが多くなるため、その分怒られる機会も増えます。
また周りにも迷惑をかけますから、いわゆる針のムシロ状態になりがちと言えるでしょう。
「覚えたくても覚えられない…」
そんな状況が続くと焦りや不安が募り、ますます覚えられなくなってしまうものです。
そこで今回は、仕事内容を覚えられない時の原因・対処法についてご紹介します!
仕事が覚えられない原因
「周りの人は皆しっかり仕事をこなしているのに、なぜ自分だけ仕事を覚えられないのか…」
こうした疑問・悩みを解消するために!
まずは仕事が覚えられない原因について考えてみましょう。
きちんとメモを取らない
仕事を覚えられない人にありがちな原因として、「メモを取らない」が挙げられます。
メモを取るというのは一見単純なことに思えるかもしれません。
しかしこれをやるとやらないとでは全く違います。
「絶対に忘れないから大丈夫」と妙な自信を持ったり、「面倒臭いからいいや」と怠ったり…。
きちんとメモを取らないと、せっかく教えてもらった仕事内容が抜け落ちてしまいます。
内容を把握していない
仕事の内容を理解・把握していないと、当然ながら覚えることなど不可能です。
自分にまかされた業務はもちろん、仕事全体の内容をしっかり把握することで、自然と流れやポイントがわかってきます。
「実はほとんど理解してないけど、とりあえずなんとなくやってる」
こうした感覚では、仕事を覚えられないのも当たり前と言えます。
仕事に興味・関心がない
「好きなことに関してなら覚えられるのに、仕事内容はすぐに忘れてしまう…」という人もいるでしょう。
これはそもそも仕事自体に興味・関心がないのかもしれません。
興味のあることに関しては自ら意欲的に調べ、積極的に吸収しようとする。
こうした現象は多くの人に当てはまるものなので、決しておかしなことではありません。
ただ、あまりにも仕事に対する興味・関心が低すぎるとちょっと困りものですね…。
入社してから日が浅い
会社に入ったばかりの新人さんは、いわば右も左もわからない状態です。
そのため「まだ入社してから日が浅い」という理由で仕事を覚えられない人も多くいます。
最初のうちは誰でも新人ですから、こればっかりは仕方ないでしょう。
時間をかけてひとつひとつ覚えていくよう努めればOKです。
とはいえあまり時間がかかりすぎると、周囲から「やる気あるの?」と思われてしまいます。
半年~1年後くらいまでに覚えられると理想的ですね。
年齢による記憶力の低下
年齢を重ねることで脳の機能が低下し、物事を覚えにくくなると言われています。
そのため「昔はもう少し仕事を覚えられた…」という人は、年齢によって記憶力が低下しているのかもしれません。
生きていれば誰でも年をとるので、これもまた仕方ないことと言えるでしょう。
ただ、全ての人が年齢により忘れっぽくなるわけではありません。
以前と変わらず物覚えがいいという人ももちろんいます。
確かに年をとると、新たな事柄を覚えにくくなるものです。
が、自分の気持ち次第で改善される可能性もあるため、諦めないことが大切です。
仕事を覚える方法
仕事が覚えられないままだと、自分はもちろん周囲も苦労してしまいます。
ここで「どうせ自分は使えない」と自暴自棄になるのはNG。
もちろん気持ちはわかりますが、できないままやり過ごしていても状況は悪くなるばかりです。
焦らず落ち着いて仕事を覚える方法を実践し、もう一度自分なりに足掻いてみましょう。
しっかりメモを取る
仕事内容を聞いてもなかなか覚えられない時、最も手っ取り早い解決方法が「メモを取ること」です。
ただ、あまりダラダラ書きすぎると、後から読み返した時にかえってわかりにくくなります。
そのためメモを取る際は要点を絞ることも大切です。
作業の流れや注意点など、大事な部分をしっかりメモに取りまとめておきましょう。
また仕事中はもちろん、仕事中でない時にもマメにチェックすることをオススメします。
何度も繰り返し読み込めば、そのうち嫌でも覚えていきますよ。
その都度質問する
もし仕事でわからないことがあったら、その都度周りに尋ねましょう。
「質問ばかりしたら鬱陶しがられるのでは?」
「こんなこと何度も聞くのは恥ずかしい…」
そんな不安や気まずさを感じる人も多いです。
しかしわからないまま放置していては、いつまで経っても前進しません。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざもありますからね。
忘れたり迷ったりしたら遠慮なく質問しちゃいましょう。
自ら調べて知識を習得
仕事を覚える方法として、「知識の習得」があります。
仕事に関する知識を身に着けることで、自然と業務内容も呑み込みやすくなるのです。
自分の担当する業務に直接関係が無くても、知識を身に着けておけば何かと役に立つものです。
また「ナルホドこういうことか」と、腑に落ちる点がたくさん出てくることでしょう。
上司から話を聞く・書籍で学ぶなど、様々な調べ方で業界知識を身に着けてみてください。
今までより仕事を覚えやすくなること請け合いです。
イメージトレーニングをしてみる
仕事の内容を覚えるためには、イメージトレーニングも大切です。
一度教えてもらったことを改めて思い返し、明確にイメージしてみましょう。
イメージすることで、つまずきやすい点や戸惑いやすい箇所などが浮き彫りになってきます。
「実践となると焦りやすい」という場合は特に有効です。
また帰宅後や通勤中など、空いた時間にいつでもどこでもできるのでオススメです。
怒られた時の対処法
仕事を覚えられないと、上司から怒られることも日常茶飯事になります。
一番の解決方法は仕事を覚えることですが…。
それがすぐにできれば苦労はしませんよね。
そこでここでは、仕事で怒られた時の対処法をご紹介します。
心を込めて即謝罪
仕事がなかなか覚えられず怒られた時は、まず即謝罪しましょう。
仮に覚えられない理由があったとしても、それを最初に述べるのはNGです。
相手からすれば言い訳をしているように見えてしまいます。
怒られたら余計なことは言わず、すぐさま謝りましょう。
理由や言い分を話すのはそれからです。
また、ただ単に謝ればいいというものでもありません。
いくらご丁寧に「申し訳ありませんでした」と言っても、そこに心がこもっていなければ相手はかえって不愉快になります。
心底申し訳ないという気持ちを込めて、誠意あふれる謝罪をしましょう。
気分転換をしてリフレッシュする
自分が悪いと重々わかっていても、やはり怒られれば気持ちがブルーになるでしょう。
「反省・謝罪をすること」「二度と同じミスを犯さないよう努めること」。
怒られた時はこの2点を意識することが何より大事です。
しかし気分が落ち込んだままだと、「改善しよう」「また頑張ろう」という前向きな感情が生まれにくくなってしまいます。
またモヤモヤしたマイナス思考の状態だと、それはそれでまたミスを連発しやすくなるでしょう。
そのため反省や謝罪をすると同時に、気分転換をすることも忘れてはいけません。
軽い休憩を取る、身体を動かす、楽しいことや好きなことについて考えてみるなどなど…。
気分転換の仕方は人それぞれです。
怒られた時は、自分なりの方法でリフレッシュをして、上手に気持ちを切り替えてください。
周囲の意見を聞いてみる
怒られた時は、周囲の意見やアドバイスに耳を傾けてみるのも有効です。
例えば仕事を覚えられない原因について考えた時、「自分が思う原因」と「周囲が思う原因」が違うこともあります。
そういった客観的な視点・意見を取り入れることで、ずっと直らなかった部分がスルッと改善されるかもしれません。
また「こうすれば良くなるのでは」「こんな方法も試してみては」など、新たなアドバイスをもらえることもあるでしょう。
仕事が覚えられず怒られると、やはりどんどん焦るものです。
そして焦りが増幅すると、物事を客観的に見る力が薄れてしまうケースもあります。
そのため怒られた時は、周りの力を借りてみることもひとつです。
こういう仕事なら簡単に出来るかも!
なかなか仕事が覚えられないと、働くこと自体が嫌になってきてしまうでしょう。
また「もっと簡単な仕事だったらよかったのに」と思うこともありますよね。
そこでここでは、簡単な仕事をいくつかピックアップしてみました。
受付
来客や電話対応など、企業の受付は簡単で楽と評判です。
また基本的に座ったままなうえ、残業なども滅多にありません。
そのため肉体的にも精神的にも負担が少ないと言えます。
工場スタッフ
工場の仕事の多くは単純作業です。
いわゆるルーチンワークなので覚えることも少なく、非常に簡単と言えます。
簡単すぎて物足りないという人もいるくらいです。
また特別なスキルも不要なので、誰でもしっかり頑張ることができます。
施設警備
オフィスやショッピングセンターなど、施設を警備する仕事も比較的やりやすいとされています。
工場と同じくルーチンワークなので、それほど難しさを感じずに仕事ができます。
加えてこうした施設は空調も効いていますから、夏や冬なども働きやすいと言えるでしょう。
掃除・清掃業者
駅やビルの掃除をする清掃員も、簡単な仕事のひとつです。
チームで掃除をする場合もありますが、大抵は一人で進めます。
そのため煩わしい人間関係もありません。
大手などであればそれなりに高月給も狙えます。
掃除が好きな人にはとてもオススメな仕事です。
送迎バス運転手
こちらも清掃と同様、基本一人で行う仕事です。
せいぜい乗客と関わる程度なので、人間関係のストレスもナシ。
また送迎バスは時間や場所も決まっているため、難しいことも一切ありません。
簡単で気楽、かつ肉体的にも楽な仕事と言えますね。
どうしても覚えられなくて辛いなら転職しよう
もしどうしても仕事が覚えられない場合は、いっそ別の職種にシフトチェンジするのもアリです。
それこそ先程ご紹介した簡単な仕事も選択肢に入れてみると良いでしょう。
ただ、仕事を変えるとなると転職活動をしなければなりません。
転職経験が無いと、うまく進められるかどうか?少々不安を感じてしまうでしょう。
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「そこまでやってもらっていいの?」と思ってしまうくらいバックアップが手厚いです!
もし仕事が覚えられず辛い場合は、無理せず「転職」という道へ方向転換してみましょう。
まとめ
仕事が覚えられない時は、焦らずじっくり原因を探ってみてください。
そしてしっかり内容を理解しながら、ひとつひとつ確実に覚えていきましょう。
それでもなかなか覚えられない場合は、やりやすい仕事を見つけてみることをオススメします!