自分では大丈夫だと思っていても、身体は正直です。
「人間関係に疲れた」
「仕事がスムーズに進められない」
「もう今の会社から逃げ出したい」
そんな悩みや心配事があると、体調に異変が生じやすくなります。
吐き気や頭痛など、辛い症状が出てくるとますます仕事に行くのが億劫になってしまうでしょう。
だからといって、そう頻繁に休めるものでもありませんよね。
そこで今回は、仕事が怖くて行きたくないときはどうすべきなのか?有効な対処法について考えてみます。
会社が怖いなら逃げても(辞めても)OK
はっきり結論から述べてしまうと、仕事へ行くのが怖いなら辞めてしまってOKです。
恐らく周りの人からは「もっと頑張れ」「逃げたらダメだ」と言われるでしょう。
また会社に打ち明けても、説得されるか罵倒されるか、あるいは相手にされないか…。
いずれにしろ、辞める方向をすすめる人はほぼいないと言えます。
しかし仕事と人生の繋がりは深いです。
週5日~6日・1日8時間という長い時間を会社で過ごすわけですからね。
人生のほとんどを仕事に費やす…と言っても過言ではありません。
その仕事があまりに辛いと、必然的に人生(生きること)も辛いものになってしまいます。
「逃げるな」「辞めるな」「無理してでも乗り越えろ」
そんなありがちな説得に流されると、なんのために生きているのかわからなくなってしまうでしょう。
また会社や仕事はひとつではありません。
今の仕事を辞めても、また別の職に就けば何の問題も無いのです。
なにも「無職になってダラダラ怠けて過ごしたい」というわけではないのですから…。
「自分はダメ人間だ」と自らを責め立てる必要ももちろんありません。
他人は無責任に好き勝手なことを言うものです。
自分を守れるのは自分だけなので、時には「逃げる」という判断をすることも大切ですよ。
仕事へ行くのが怖いままだと精神的にヤバい
仕事へ行くのが怖い…と思っているまま働き続けるのは危険です。
例えばうつ病など、心の健康を害する恐れがあります。
「なかなか眠れない」
「趣味や好きなことをしても面白くない」
「不安感が募って落ち着かなくなる」
など、精神的にどんどん病んでいき、日常生活を送ることそのものがしんどくなるでしょう。
また精神バランスが崩れると、集中力の低下・注意力散漫といった現象も出てきます。
そのため仕事上のミスが多くなることもしばしば。
精神状態がひどくなることで、失敗が増え、ますます仕事が辛く怖くなる…。
まさに悪循環ですね。
怖い・逃げたい・辞めたい。
そんな気持ちを抱えたまま仕事をすると、自分が思う以上に精神的ダメージを負うことになるのです。
会社が嫌で頭痛や吐き気が起こる時の対処法
「朝になると頭痛がする」
「仕事中たびたび吐き気に見舞われる」
こうした症状に悩まされてはいませんか?
肉体的な疾患が無いにもかかわらず、頻繁に頭痛や吐き気が起こるのは、大抵の場合ストレスが原因です。
「会社が嫌だ」「仕事に行くのが怖い」
そんなストレスが蓄積されると、たちまち自律神経が乱れます。
その結果、頭痛や吐き気といった不快な症状が引き起こされるのです。
頭の痛みや気持ち悪さがあると辛いですし、仕事にも集中できませんよね。
そこでここでは、頭痛や吐き気が起こる時の対処法についてまとめてみます。
まずはストレス解消を心掛ける
ストレスが原因の場合、まずはそのストレスを取り除いてあげることが大切です。
仕事が終わると「また明日も仕事か…」と暗くなってしまうかもしれません。
しかし会社から離れたら、もう仕事のことを考えるのは一旦やめましょう。
そしてストレス解消に繋がる楽しいこと・面白いことに目を向けてください。
・ジムで運動をする
・お酒を飲んでリラックスする
・お笑い番組を見て笑う
・映画鑑賞で心から感動する
・カラオケで大声を出す
などなど、自分の心がスッと晴れやかになることを試してみましょう。
しばらく休む
頭痛や吐き気がひどい時は、ゆっくり休むことも必要です。
「頭痛や吐き気程度で会社を休めない」と考える人もいるかもしれません。
しかし身体が不調だと、いつものように仕事を進めることが難しくなります。
また仕事中に突然倒れてしまう可能性もあるため危険です。
自分のためにも、そして周りに迷惑を掛けないためにも、体調が悪い時は休暇をとってしっかり休みましょう。
マッサージやストレッチをしてみる
強いストレスによって頭痛・吐き気が起きた時は、マッサージやストレッチで身体をほぐしてみるのも有効です。
マッサージやストレッチで血流を良くすると、自律神経が整うため症状が和らぎます。
血流を良くするという意味では運動も有効ですが、マッサージやストレッチの方がより手軽にできるのでおすすめです。
お風呂あがりなど、身体が温まりリラックスしている時に、ゆっくり優しく身体をほぐしてあげましょう。
病院で薬をもらう
ストレスによる頭痛・吐き気が止まらない時は、精神科や心療内科で薬を処方してもらうこともひとつです。
あまり薬に頼りたくない…という人もいるかもしれませんが、不調をそのままズルズル引きずるのは辛いですよね。
なかなか症状がおさまらない場合はお医者さんの力を借りましょう。
また近年は、普通の病院と同じような感覚で精神科・心療内科を利用する人が増えています。
あまり気負わず、気軽な気持ちで受診してみてくださいね。
どうしても続けるなら同僚と仲良くなろう
吐き気や頭痛が起きるくらい会社が嫌なら、辞めてしまうのが一番です。
しかし「気持ち的には辞めたいけど実際は辞められない」という人も多いでしょう。
では、どうしても今の仕事を続けなくてはならない場合どうすべきなのか?
対処法のひとつとして「同僚と仲良くなる」という方法があります。
やはり会社という組織で働く以上、どうしても同僚との接触は避けられません。
同僚とのコミュニケーションが上手くとれないと、少なからず仕事にも悪影響が生じてしまいます。
また何か困ったことがあった時、相談できる相手や味方になってくれる人間がいないとキツイものです。
そのため仕事を続けるのであれば、ひとりでもいいので仲の良い同僚を作っておくといいでしょう。
もちろん、仲良くする=ベタベタ馴れ合う、ではないですよ。
またプライベートで親しくなる必要もありません。
あくまで仕事仲間として良好な関係を築けばOKです。
仕事内容が自分(あなた)に合ってない可能性がある
どんなものにも、相性や向き不向きが存在します。
誰かが「楽しくてやりがいのある仕事だ」と高評価しても、それが絶対自分にも当てはまるとは限りません。
自分に合っていない仕事を続けていると、モチベーションが低下し、働くことが苦痛になってきます。
仕事内容が自分に合っていないのかもしれない…。
そう感じたら、「自分の力でどうにかなるか?」と自身に問いかけてみましょう。
自分の行い・考え方・努力次第で解決できそうなら、もう少し頑張ってみることもひとつです。
しかし「いくら自分が頑張ってもどうにもならない」という場合は別ですよ。
根本的に合わない仕事、改善の余地がない環境。
そんな中で働き続けるのは無駄です。
スッパリと見切りをつけて、自分に合う仕事を探した方が賢明でしょう。
会社が怖くて行きたくない人は勇気を出して転職しよう
仕事への恐怖心が膨れ上がり、「もう今の会社で働き続けることは無理だ」と確信したら、思い切って転職しましょう。
もちろん転職活動は、そう簡単なことではありません。
求人探し、履歴書作成、面接対策などなど…。
やるべきことが山積みなので、正直ウンザリしてしまう人も多いでしょう。
ましてや1回で採用が決まるとは限りませんからね。
求人探し~面接まで、一連の流れを何度も繰り返すとなるとだいぶ骨が折れます。
「今の会社で働くことも怖いけど、転職活動も別の意味で怖いな…」と感じるかもしれません。
そこで助けとなるのが「転職のプロ」の存在です。
転職エージェントを利用すれば、書類作成や面接テクニックなど、採用されるためのコツを的確にアドバイスしてくれます。
また非公開の良質な求人も紹介してくれるため、仕事探しもラクラクです。
「ずっと採用が決まらなかったらどうしよう」
「自分には転職なんてまず無理だろうな…」
転職エージェントでプロに相談すれば、そんな恐怖心・不安感もあっという間に和らぐでしょう。
ほんの少しの勇気で、人生は大きく変わるものです。
会社が怖い・仕事が怖いと悩む人は、ぜひプロの徹底サポートのもとで転職活動にトライしてみてください。
まとめ
「仕事へ行くのが怖い」という憂鬱感。
そして吐き気や頭痛といった身体的症状。
これでは充実した毎日など送れませんよね。
自分なりに対処しても状況が変わらないのであれば、もういっそ潔く見切りをつけましょう。
自身の心・身体・人生を守るために。
会社を辞めて別の仕事に転職することをおすすめします。