新卒や転職で新しい仕事を始めて二年目にもなってくると、仕事にも慣れてきて今まで見えていなかった自分の仕事や待遇に不満な点が見えてくるものです。
このままこの仕事を続けてもいいのか、もう辞めたい、転職したい、なんて気持ちも芽生えてくる頃だと思います。
そこで今回は筆者の経験談も踏まえつつ、入社二年目でお悩みの皆様に少しアドバイスをさせていただきたいと思います。
筆者が経験した入社二年目での現実
入社二年目の皆様こんにちは。
今現在、仕事を辞めたい、転職したいなんて考えている皆様にまずは少しだけ自分の経験を語らせていただこうかと思っております。
筆者のお話ですが、高校在学中から特に進学も考えておらず、就職も考えていなかった自分。
父親に叱られなんとか父のコネで父親の勤務している会社に入社させてもらいました。
入社した会社は24時間勤務のサービス業。
覚える事も多く、とにかく必死にメモを取って、先輩方に話を聞き一生懸命仕事を覚えました。
入社して一年も経つと少しずつゆとりが生まれてきて、周りの状況がよく見えるようになりました。
自分の任されている仕事内容、その対価としての給料、自身は父の縁故でしたので父と自分を比べて人からはどう見られているのか、対して仕事も出来ない人間が自分より良い給料をもらっていたり、等々現実と理想の間で色々な悩みを抱え始めました。
更には、他所の会社に入社した高校の同級生の待遇のよさに羨ましさを感じたり。
結局散々悩み、葛藤し続けましたがその後二年目での退職を決意しました。
上記のような経験を踏まえ、仕事に就いて二年目、もう辞めたいな。と思っている皆様に次項からアドバイスを送らせていただきたいと思います。
まずは何故今の会社に入社したのかを思い出そう
入社二年目のあなたは、なぜ今の会社に入社したのでしょうか?
待遇面、条件面で一番良い会社に入社した
現実的に一番多い理由としてはこちらが当てはまると思います。
理想の待遇、条件で仕事を探していたが少し妥協して仕事を選んだ
やはりこちらも理由としては多いです。
全ての人が希望通りの仕事に就けるとは限りませんからね。
自分の夢だった、理想だった仕事に就いた
幼い頃からの夢や、将来なりたい自分の理想像を思い描いて仕事に就いた方もいらっしゃると思います。
特に条件等に希望も無く縁故で入社できるため今の仕事に就いた
これは自分と一緒で、自分の場合はめんどくさい就職活動、縁故で入れるならまあ良いや。なんてものぐさな理由でした。
生きる為だけに働いている
今の世の中待遇が悪かろうが働かなくては食べていく事ができません。
この理由も最近はだいぶ増えていると思います。
上記のような理由で今の会社に入社していると思います。
ではなぜ仕事に就いて二年目にして辞めたいという風に思うようになってしまったのか?
芽生えてしまった辞めたい気持ち
どのような時に辞めたいという気持ちが芽生えるのか?
この項ではその点についてお話します。
思っていた条件面での違い
入社して一年経ちふと自分の待遇面を思いかえしてみると、入社時に提示された条件とかけ離れている。なんて事が有ったら仕事に対する意欲、モチベーションも無くなってしまって当然ですよね。
もっと上の待遇を狙いたい
こちらも一年経って、この仕事内容でこの待遇ならもっと上の待遇の会社があるはず。と言う様な風に一年経って周りが良く見えてくると、自信と周りを比べて歯がゆい思いをする事も有るでしょう。
この待遇じゃ生きていけない
夢だった職業に就いたものの、給料が安すぎて生きていけない。若しくは生きてはいけるが全く貯金などが出来ない状態。この様な事もありえます。全く貯金も出来ないまま生きていくのはいざ病気などになってしまったときに、八方塞でどうしようもない状態になってしまいますよね。仕事は楽しく出来そうですが夢を追いかけすぎて不安定な生活を送るというのも辛い生活だと思います。
職場での人間関係に問題が有る
こちらは個人的には仕事をしていく上で一番重要なことだと思います。
どんなに待遇の良い仕事、自分の希望通りの思い描いた夢の仕事だったとしても、職場での人間関係が最悪な状態だったとしたら、その対象の人物がその職場をやめない限り辛い状況は変わらないと思います。
そんな状況下で仕事を我慢して続けていても、はじめは我慢できるでしょう。
しかしその先何年も複雑な人間関係を抱えながら働き続ける事は、非常に難しい事だと思います。
このように辞めたいと感じる理由は多岐に渡ります。
まだ皆さんは新しい仕事に就いて二年目、辞めたいだなんて早すぎるんじゃないか。
なんて悩んでいるのかもしれませんが、大まかに記した上記の理由を見てみて下さい。
どうでしょうか?
どこかの項目に二年目だから感じてしまう事、二年目特有の悩みなどは有ったでしょうか?
それは無いはずです。
二年目だろうと五年目だろうと現実と理想とのギャップというものは発生するものなのです。
一度芽生えてしまった辞めたい気持ちというものは、なかなか払拭できないものなのです。
二年目だから早すぎるという事は無い
三年は我慢して仕事をしてみよう。石の上にも3年。
なんて言葉が有ります。
これは三年も我慢できない人間には他の会社でも仕事が務まらないだろう。なんて意味合いや、経験が足らない、以前の会社も適当な志望動機で入社したんだろう。なんてレッテルをはられてしまう傾向に有るためといわれています。
確かに三年未満で職を転々とし適当な志望動機で入社した人も居るでしょう。
しかし正当な理由を持ち、退職、転職していく人も多々居るのは事実です。
筆者自信も二度、三年未満での転職を経験しています。
当たり前の話ですが、二年目に抱いている仕事を辞めたいという気持ちが、三年目にはいきなり消えるという事はありません。
筆者が二度目の三年未満での退職をしたときは、我慢に我慢を重ねすぎて精神面で病んでしまいました。
三年はがんばろうと思い我慢し続けた結果が、病気の療養でフリーターから正社員に戻るまで五年も費やしてしまいました。
三年耐えるのに失敗して五年間を棒に振る。
この行動に何の意味もありませんよね?
三年間耐えて我慢してから辞めるなんて考える必要は無い
正当な理由が有れば転職先も考慮してくれます。
もちろんただ何となく退職しましたなんて理由は通用しませんが。
三年間我慢して身体や心を壊してしまう可能性が有るのならば、二年目の今、すぐに転職、退職などの行動に出るべきです。
過ぎてしまった時間は取り戻せません。
しかし行動が早ければ無駄な時間はそこで止まります。
仕事に就いて二年目、辞めたいなんて思っている人達、良く考えて早め早めの行動を心がけましょう。
まとめ
人間には向いている仕事、向いていない仕事、この二つが必ず有ると思います。
退職してフリーターになり色々な仕事をしてみるのも、自分に合う仕事を探す手段ですし、ハローワークなどで一度ゆっくり転職の相談などをしてみるのも良いと思います。
自分の将来の為に費やした時間は決して無駄にはなりませんので、一度しかない人生、思い切り良く慎重に、自分の後悔の無いように進んで行ってください。