失敗やトラブルに見舞われた際、メンタルが弱いとついついへこんでしまいがちです。
また単に落ち込むだけでは済まないこともあります。
例えば仕事が嫌になって休みがちになったり、うつ病など精神的な病を患ってしまったり…。
メンタルの弱さが原因で、上手く働けなくなるケースも多く存在するのです。
しかし「メンタルが弱い自分に仕事なんて無理なのでは…」と思う必要はありません。
メンタルが弱い人でも、相性のいい仕事が見つかればグッと働きやすくなるからです。
そこで今回は、メンタルが弱い人に向いている仕事・向いていない仕事についてご紹介します!
メンタルが弱い人でも出来る仕事を紹介
「しょっちゅうミスして怒られて辛い」
「とにかく人と話すのが苦手」
そんなメンタルが弱い人にありがちな悩みも、仕事の選び方ひとつですんなり解決する可能性大です!
そこでここでは、メンタルが弱い人でも出来るオススメの仕事をまとめてみます。
工場
メンタルが弱い人にまずオススメしたい仕事が工場です。
流れ作業・単純作業の代表格といえる仕事なので、特別なスキルがなくてもこなせます。
ひとりで黙々と取り組めるため、人と話す機会もほぼありません。
とても気楽なので、メンタルが弱い人でもやりやすいと言えるでしょう。
清掃
ビル・ホテル・駅・公園など、様々な場所を綺麗にする清掃の仕事も、メンタルが弱い人に向いています。
基本的に清掃の仕事は、誰かと組んでではなく1人で行うことがほとんどです。
とにかく自分の持ち場を綺麗にすればそれでOKなので、余計なことを一切考えずに済みます。
また1人で行うゆえに、人と話すことがほとんどない点も嬉しいですね。
警備員(夜間の施設警備)
警備員といえば「精神的に楽な仕事」としてよく挙げられる業種のひとつです。
精神的に楽…これはメンタルが弱い人にとって非常に重要な要素ですよね。
では実際のところどうなのかというと、確かに警備員の仕事は精神的負担が少ないです。
やはり「1人現場が多い」「現場によっては暇」などが楽とされる理由でしょう。
特に夜間の施設警備員は、モニターチェックをしたり、時おり施設内を巡回したりする程度なのでオススメです。
トラックの長距離ドライバー
トラックの長距離ドライバーも、メンタルが弱い人に向いている仕事のひとつです。
なにしろ車内には自分1人だけですからね。
人との会話は一切ありませんし、お気に入りの音楽を掛けながら運転することも可能です。
いわば運転するだけでOKなので、よほどのことがない限り大きなミスを犯すこともないでしょう。
大型運転免許を持っている人は、長距離ドライバーも検討してみるといいですよ。
プログラマー
エンジニアは顧客などとの話し合いが必要になりますが、プログラマーの場合は違います。
エンジニアから回ってきた仕事をひたすらこなしていくのがメインなので、人と関わることがほぼありません。
そのためメンタルが弱い人でも、比較的スムーズに作業ができるでしょう。
IT系に興味があるなら、プログラマーの仕事に就くのもいいかもしれませんね。
新聞配達
ただひたすら1人で新聞を配る「新聞配達」も、メンタルが弱い人にオススメです。
自転車orバイクに乗って黙々と配達を行えばOKなので、余計な気を使わずに済みます。
当然人と接することもありません。
せいぜい出勤時や配り終えた時の挨拶くらいです。
配達先の人と偶然出くわして挨拶…というパターンもあるでしょうが、これもほんの一瞬のことですからね。
また新聞配達は基本的に人手不足なので、バイトのみならず正社員も頻繁に募集しています。
そのため採用率も高いと言えるでしょう。
メンタルが弱い人に不向きな仕事もある
メンタルが弱い人に向いている仕事がある一方、「これだけはオススメできない」という不向きな仕事も存在します。
営業
メンタルが弱い人に不向きな仕事といえば営業職でしょう。
飛び込みや交渉など、営業の仕事は緊張してしまう場面が多々あります。
また「精一杯頑張っているのにひとつも契約が取れない…」なんてこともザラです。
冷たい態度をとったり罵声を浴びせてきたり、そんな取引先も存在します。
緊張しやすい・落ち込みやすいというメンタリティの人には耐えがたいと言えるでしょう。
接客業
人間を相手にする接客業はやりがいがありますが、メンタルの弱い人にはあまり向いていません。
それこそ人間が相手なだけあり、お客さんの中には様々なタイプの人が存在します。
良いお客さんもいれば、理不尽なイチャモンをつけてくる困ったお客さんもいるものです。
そんな厄介なお客さんを日々相手にしていると、精神的にひどく疲れます。
また現場が忙しくなった時、殺気立った上司や同僚からキツい対応をされる可能性もあるでしょう。
慣れれば問題ないですが、メンタルが弱い人だとちょっと厳しいかもしれません…。
コールセンター
コールセンターでは、問い合わせ・相談だけではなくクレームの電話もかかってきます。
接客業と同様、理不尽な怒りをぶつけてくる人も多いため、ある程度打たれ強いタイプでないと大変です。
また電話を取った瞬間いきなり怒鳴ってくるなど、予想外の対応をされることもあります。
どんな相手に当たっても気にせず受け流せる、そんなメンタルを持っていないと難しいでしょう。
スポーツ系インストラクター
身体を動かすことが好きな人だと、インストラクターなどスポーツ系の仕事に興味を抱くかもしれません。
しかしインストラクターの仕事は、メンタルが強くないとやっていけないと言われています。
まず大勢の人の前に出ることが必須なので、緊張しやすい性格だと務まりません。
それも単に出るだけではなく、生徒・会員に向けて指導もするのですから、精神的な余裕がないとこなせないでしょう。
心身ともに万全な状態でいることが大切なので、メンタルが弱い人だとその辺りのコントロールがちょっと難しそうですね。
医療事務
医療事務の仕事も、メンタルが弱い人にはあまり適していません。
病院には、身体はもちろん心の不調を抱える人も多く訪れます。
そのためある程度メンタルが強くないと、患者さん達からの影響を受けやすくなってしまうのです。
人間の「死」という重要な場面に直面することもあるので、そのたび感情移入をしてしまうと身が持ちません。
仕事として割り切れる人であればいいですが、そうでない人だと精神的にキツくなるでしょう。
メンタルが弱くてもOKな仕事に転職する方法
「メンタルが弱いとなかなか仕事が続かない」と思うでしょう。
しかし仕事が続くかどうかは、メンタルの強さ・弱さだけでは測れません。
むしろメンタルよりも、「その仕事と合うかどうか」の方が重要です。
「メンタルが弱いからダメだ」と決めつけるのではなく、「メンタルが弱い人でもできる仕事を探してみよう」と前向きに考えましょう。
そしていくつかの候補を見つけたら、まずは思い切って挑戦してみてください。
やはり何事もやってみなければわかりませんしね。
とはいえ、それこそメンタルが弱いと、ついつい不安が先行してしまうでしょう。
「もし失敗したらどうしよう…」と思うと、転職活動にも二の足を踏んでしまいますよね。
そんな時は転職エージェントの利用をオススメします。
転職エージェントでは、
○希望に沿った求人の紹介
○履歴書の添削・面接対策
○面接日程などスケジュールの調整
○企業への条件交渉
○企業や業界に関する情報提供
○仕事に関するあらゆる相談
…などなど、まさに手厚いサポートをしてくれます。
「え?ここまでやってくれるの?」と驚く人も多いのですが、やはり転職エージェントは転職のプロですからね。
メンタルが弱い人でも安心して仕事を見つけられる、そんな体制がしっかり整っています!
案件数も非常に豊富で、メンタルが弱くても働きやすい仕事が多く揃っていますよ。
メンタルが弱くてもOKな仕事に転職するなら、ぜひ転職エージェントを活用してみてくださいね。
そもそもメンタルが弱い人ってどんな人?
「自分はメンタルが弱いなあ…」と嘆く人は多くいますが、そもそもメンタルが弱いとはどういうことなのでしょうか?
そこでここでは、メンタルが弱い人の主な特徴をまとめてみます。
落ち込みやすく立ち直りにくい
メンタルが弱い人はとても落ち込みやすいです。
相手が何気なく言った一言や些細なトラブルなど、ちょっとしたことであってもすぐに傷付き落ち込みます。
落ち込んでもすぐに立ち直れるのなら良いのですが、メンタルが弱い人の場合なかなか立ち直れません。
一度落ち込んでしまうと、そこからさらに深みにハマり、どんどん沈んでいってしまうのです。
常に悲観的
メンタルが弱い人の特徴として「悲観的」が挙げられます。
いわゆるネガティブなタイプなので、どんな物事に対しても後ろ向きに捉えがち。
何かをやる前から「どうせ自分じゃダメだ」と諦めてしまう癖もあります。
たとえ嬉しいことがあっても、極端に悲観的であるがゆえ素直に喜べないパターンが多いです。
プレッシャーに弱い
プレッシャーに弱い、という点もメンタルが弱い人の特徴です。
もちろん誰しもある程度のプレッシャーは感じるでしょう。
しかしメンタルが弱い人は、その感じ方が半端じゃありません。
「失敗したらこの世の終わり」という極端な考えが浮かんでしまうほどです。
「失敗したら怖いけど…もしダメでもまた頑張ろう!」という前向きな思考になれません。
新しいことに挑戦したい気持ちがあっても、結局できずじまいで終わる…ということも少なくないのです。
自分に自信がない
メンタルが弱い人は、自分を否定することが多いです。
「自分なんて…」という考えが常につきまとっているので、自信を持つことができません。
自分に自信がないと、何かに立ち向かう気力やチャレンジ精神もわいてこないものです。
その結果「やっぱり自分なんて…」とさらに自信をなくし、まさに負のスパイラルに陥ってしまいます。
他人の目や評価を気にする
「自分が周囲からどう見られているのか」を異様に気にする点も、メンタルが弱い人の特徴でしょう。
特に批判的な意見には敏感で、ちょっとでも悪い評価が耳に入ると途端に落ち込んでしまいます。
常に他人の目ばかり気にしているため、自分自身の長所すら見逃しがちです。
強くなりたい…!弱いメンタルを鍛える方法
「メンタルの弱さは治らない」と諦めてはいませんか?
もちろんすぐにメンタルを強くするのは難しいでしょう。
しかし時間をかけて少しずつ意識を変えていけば、今より強い精神性を持つことが可能です。
そこでここでは、メンタルを鍛える方法をいくつかご紹介してみます。
余裕をもってどっしり構える
メンタルを強くしたいなら、まずは常におおらかな気持ちを持ってみましょう。
何かが起こっても慌てず騒がず、どっしり構えることが大切です。
もちろん人間ですから、時には心が乱されることもあるかもしれません。
しかし「心に余裕を持つ」という基本姿勢が出来上がっていれば、すぐに軌道修正することが可能でしょう。
積極的に行動してみる
メンタルが弱い人は、失敗を恐れるあまり自分から行動できないことが多々あります。
しかし自ら動かなければ何も始まりませんし、精神的な成長も望めません。
「失敗したって構わない!」「ダメならもう一度やり直し!」
そんな果敢な気持ちを持って挑むことが、メンタル強化に繋がります。
自分のことを信じる
メンタルを鍛えたいのであれば、自分のことを信じてあげることも大事です。
自分に自信がないと積極性も失われますし、「俺なんて・私なんて」というネガティブな気持ちが芽生えやすくなります。
たとえ根拠がなくてもいいのです!
「自分もやればできるはずだ」と思い込んでしまいましょう。
自信過剰になるのはNGですが、適度な自信を持つことはメンタルを強くするうえで重要です。
周りと自分を比べない
周囲と自分を比べないことも、メンタルを強くする秘訣です。
「なんでみんなは出来るのに自分は出来ないのだろう?」
そう思うと憂鬱になりますし、自分で自分を責めてしまいますよね。
しかしこれでは何の解決にもなりませんし、メンタル面もさらに弱くなる一方です。
周りどうこうではなく、まずは自分という人間をそのまま受け入れてあげてください。
「メンタルが弱くたっていいじゃない!」と、開き直るくらいの態度でも良いのです。
誰だって得意なこともあれば苦手なこともありますし、十人十色でみんな性質は異なります。
周囲との比較をやめるだけで気持ちが楽になり、自然とメンタル面も鍛えられるでしょう。
プラス思考で受け止める
マイナス思考からプラス思考に変えることも、メンタルを鍛えるうえで欠かせません。
どんなに大変なことが起きても、たとえ何度失敗しても、「これはいずれ自分のためになる」と前向きに考えてしまいましょう。
もちろん「一切悩むな」というわけではありません。
悩んだ後はすぐに切り替えて次に進む!これが大事です。
様々な物事をプラス思考で受け止めていけば、メンタルがどんどん強くなっていくでしょう。
まとめ
メンタルが弱い・仕事がうまくいかない…と悩んでいる人は、まず自分の特性に合った仕事を見つけるところから始めてみましょう。
そして自分にピッタリの仕事をこなしながら、少しずつメンタルを鍛えていけると理想的ですね。
確かに強靭なメンタルは仕事をするうえで強い武器になりますが、すぐに身につくものではありません。
日々の積み重ねが大切なので、仕事もメンタル鍛錬も、焦らず少しずつ頑張っていきましょう。