給料が良い会社を選ぶか?あるいは人間関係が良い会社を選ぶか?
これは多くの人にとって悩ましい問題と言えるでしょう。
確かに給料が良いのは魅力的ですが、人間関係があまりにも悪すぎると精神が削られていくものです。
かといって人間関係は良いけど給料が…というのも、生活を考えるとちょっと困りますよね。
給料と人間関係、果たしてどちらを選ぶべきなのか?
それぞれのメリット・デメリットと併せて考えてみましょう。
給料は安いが人間関係が良い会社のメリット・デメリット
給料は安いけど人間関係は良好、という会社。
ここではそんな会社のメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
仕事が楽しいと感じられる
人間関係が良い会社に勤めると、それだけで仕事が数倍楽しく感じられます。
やはり仕事が面白い・楽しいと感じられると、毎日の生活に張り合いが出ますからね。
また仕事の成果も上がりやすくなるので、まさに好循環が生まれると言えます。
精神的な疲れを感じない
人間関係が悪い職場にありがちな陰口・悪口は、聞いてるだけでウンザリするでしょう。
しかし人間関係が良い職場には、こうしたネガティブな要素がありません。
そのため精神的な疲れを感じることなく、明るい気分で仕事をすることができます。
意見や考えが言いやすい
「いいから黙って仕事してろ」「奴隷のように働けばいいんだ」
人間関係が良い会社には、そんな高圧的な空気が流れていません。
社員それぞれ自分の意見や考えを気兼ねなく言えるため、非常に働きやすいと言えるでしょう。
デメリット
ヤル気が上がらない
給料があまりに安すぎると、仕事に対するモチベーションが下がりがちです。
「こんなに頑張っているのにこれだけか…」「正直割に合わないな」
そう思うと、どうしてもヤル気が失せてしまうでしょう。
貯蓄ができない
老後などのことを考えて貯金をする、という人は多いものです。
しかし給料が少ないと、生活に回すお金だけで精一杯なので、なかなか貯蓄ができません。
そのため将来に対する不安も感じやすくなります。
趣味や娯楽が楽しめない
給料が安いと、趣味や娯楽を楽しむことが難しくなります。
もちろんお金の掛からない趣味や娯楽もあるでしょう。
しかし例えば旅行など、そこそこの費用が必要なものだと厳しいかもしれません。
人間関係は悪いが給料が良い会社のメリット・デメリット
では次に、人間関係は悪いものの給料は良い、という会社のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ゆとりある暮らしができる
給料が良い会社に勤めると、生活にゆとりが出ます。
欲しいものも難なく買えますし、貯蓄も確実にできるでしょう。
我慢や不安など、普段の生活におけるマイナス要素がグッと減ると言えますね。
気持ちにも余裕が生まれる
給料の良い仕事をしていると、経済的に困ることが無いため、余計なストレスを感じません。
また心にも余裕が生まれるなど、精神面にもいい影響を及ぼします。
生活だけではなく気持ち的にもゆとりが出てくる…というわけですね。
デメリット
精神的なストレスがたまる
人間関係が悪い会社で働くと、イライラや憂鬱感がどんどん募ります。
悪口・いじめ・パワハラなど、あらゆる負の要素が毎日つきまとうわけですからね。
精神的なストレスが半端じゃありません。
会社に行くこと自体辛くなる
人間関係が悪い会社は、当然ながら社内に流れる空気も悪いです。
そんな中で長時間仕事をするのは大変な苦痛と言えます。
そのためもはや職場に行くこと自体が辛くなりがちです。
成果が上がりにくくなる
人間関係が悪いと、助け合いの精神が薄くなりやすいです。
そのため仕事で協力し合う・それぞれの得意不得意をカバーし合う、ということができません。
結果として仕事の出来が悪くなり、成果も上がりにくくなってしまうのです。
結局どちらの会社を選ぶべきなのか?
給料の良さか、あるいは人間関係の良さか。
果たしてどちらを取るべきなのか?
正直なところ、この問題に正解は無いと言えます。
「とにかくお金が何よりも重要」
「ゆとりのある生活ができれば他のことは目をつぶれる」
そんな人は給料の良い会社を選んだ方がいいでしょう。
しかし、全ての人が給料第一という考えでもありません。
「やっぱり精神的なストレス無く働けるのが一番」
「多少給料が低くても人間関係が良好なら仕事を楽しめる」
いわば気持ち的な面を重視する人であれば、人間関係良好な会社の方が合っているでしょう。
ただ人間は、無意識のうちにストレスをため込むことも多々あります。
「大丈夫だと思っていたけど、実際は全く大丈夫じゃなかった…」
「自身から発せられていたSOSサインを全て無視していた…」
このように、自分の抱えるストレスに気付かないままでいると危険です。
また「ストレスがたまると免疫力が下がる」とも言われていますしね。
精神的なストレスが心身に与える影響は凄まじいものです。
そのためいくら高い給料でも、劣悪な人間関係でストレスがたまると、心身共に調子を崩す可能性があります。
せっかくたくさん稼げても、心や身体の健康を損なってしまったら元も子もないでしょう。
またストレスで心がギスギスしていては、人間的魅力ゼロです。
もちろん仕事=お金ですが、普通に生活できる程度に稼げるならば、人間関係良好な会社の方が魅力的かもしれません。
最終的には人それぞれの価値観ですが、お金に変えられない大切なものもあるので、そこは忘れないようにしたいですね。
期間を決めて働くこともひとつ
例えば現在勤めている会社が、給料は良いけど人間関係が悪い会社だとします。
「定年までこの人間関係に耐えながら働き続けるのか…」
そう思うと精神的負担が強くなるでしょう。
しかし「せっかく給料が高いんだし、とりあえずたくさん貯金をして、そこそこの金額に到達したら会社を辞めよう」
こう思うとほんの少しだけ気持ちが軽くなるものです。
また逆パターンも同様ですね。
「ずっと安い給料で働く」と思うと、途方もない気持ちに見舞われるでしょう。
しかし「ある程度まで頑張っても給料アップしなかったら辞めよう」と思うと、多少気が楽になります。
そのため人間関係の悪さや給料の安さを感じたら、期限・目標を決めて働くこともひとつです。
給料も人間関係も良い会社を探す方法
給料と人間関係、どちらも良い会社で働けたらそれに越したことはありません。
しかし両方を兼ね備えている会社は、そう簡単に見つけられないのも事実です。
特に人間関係の良し悪しは、実際に入社してみるまでわからないことがほとんどですからね。
とはいえもちろん、絶対に無いとは言い切れません。
上手く探せば、両方を満たす会社に巡り会える可能性もあります。
そこでぜひオススメしたいのが、転職エージェントを利用しての会社探しです。
まず企業が転職エージェントを利用する場合、そこそこ費用がかかります。
例えばハローワークであれば無料ですが、求人サイトだと数百万は掛かってしまいますからね。
すなわち転職エージェントには、人事に高額な費用を掛けられる質の高い会社が多い、と言えます。
質が低く業績がふるわず、その分給料も低い…。
そんな企業だと転職エージェントを利用するのは難しいでしょう。
また転職エージェントでは、取材・調査によって企業の内情を把握していることがほとんどです。
そのため転職エージェントを利用すると、入社後の強いギャップを感じにくくなります。
職場の雰囲気を事前に知ることは、人間関係を探るヒントにもなりますからね。
企業の内情という、通常の転職活動ではわからないこともわかる。
これもまた転職エージェントの魅力でしょう。
給料も人間関係も良い、そんな会社を通常の転職活動で見つけるのは難しいです。
しかし転職エージェントならではの強みを活かして探せば、グッと見つけやすくなります。
登録も無料なので、気になる人はぜひ試してみてください。
まとめ
給料と人間関係、どちらも働くうえで非常に大切な要素です。
そのため片方だけを選択する…というのはなかなか難しいものでしょう。
いずれにしろ、過剰なストレスをためることだけは避けたいですね。
もし限界を感じたら、転職エージェントで両方を兼ね備えた質の高い企業を探すことをオススメします。