高校を卒業して就職しようか、進学しようか迷っていませんか?
そんな方に高卒で就職するメリット、デメリットをお話していきます。
おすすめの職業に就いても紹介しますので参考にしてみて下さいね。
結局大学と就職どっちが良いの?
結論から言いますと自分がやりたいことが明確か、大学へ行って何を勉強するかが明確なのかです。
この2つが明確化していて、そのために大学へ行くだという気持ちならば失敗しない選択が出来ると思います。
自分のやりたい仕事が明確で、ビジョンがある時は就職した方が大卒時よりも経験が多くなります。
ただ、高卒時に自分のやりたいことが明確ではないって人の方が圧倒的に多いと思います。
私自身もそうでした。
では、まず就職するメリットを見てみましょう。
就職するメリット
まずは就職するメリットをお話していきましょう。
給料がもらえる
当たり前ですが大学に進学してしまうと給料は貰えません。
初任給はおよそ手取り18万円が平均的な金額です。
遊びなどのやりたいことにお金が使えるのは大きなメリットです。
大学費用がかからない
大学費用がかかりません。進学費用はおよそ年間100万円かかります。
4年間で400万。自分で出すわけではないかもしれませんが、親の負担が減ります。
家庭によっても異なりますが子どもを大学へ行かせるのはキツイと考えている家庭も多いですのでホッと胸をなで下ろしているかもしれません。
大卒の22歳と高卒で就職して勤続年数4年(22歳時)では経験に差がある
高卒で就職した4年間と大学へ行って勉強した4年間。どちらが経験値を溜められるかで言えば就職したほうがより経験値は高くなります。
社会経験4年と社会経験ゼロでは全く異なります。私自身の後輩達のしぐさを見ても違うんですよね。
やりたいことがハッキリしているなら経験値を溜めたほうが自身の成長も含めメリットは大きくなります。
就職するデメリット
就職するとデメリットもあります。
自由がなくなる
就職すると自由はなくなります。休みがないわけではありませんが仕事が終わってから遊びに行くということは少なくなります。
大学へ行くと授業が終わってから遊びに行っている人も多いと思います。
友人で大学生がいると羨ましく感じることもあるかと思います。
初任給が安い
平成28年に厚生労働省が発表している資料で学歴別に初任給を見てみます。
大卒初任給 20,3万円
高卒初任給 16,1万円
およそ4万円の差があります。
高卒者としてはすぐに給料をもらえるメリットはありますが、初任給は低いというデメリットもあります。
ただ昇給制度がありますので4年間、22歳になるまでにもう少し縮まるはずです。
将来的に大卒に引け目を感じることもある
日本はまだまだ学歴社会です。
会社によっては大卒のほうが優遇されている会社もあります。
大学に行っている友人が羨ましくなったり、将来的に大卒に引け目を感じることがあるかもしれません。
企業によっては大卒しか採用しない
高卒で就職するデメリットとして一番大きいのは大卒のみの採用となる企業があることです。
応募する条件として大学卒業となっている企業もあります。
大手企業は大卒のみの採用となる事がほとんどです。そのため高校卒業時に応募する資格すらないということがあり得ます。
大学へ行くメリット・デメリット
大学に行くメリット、デメリットを解説していきます。
メリット
・大手企業が採用している(就職に有利)
・大卒という肩書が貰える
・やりたいことの勉強が出来る
・自由な時間がふえる
・生涯賃金が増えるかもしれない
やはり就職に有利になって大卒という肩書は安定を意味するところではあります。
会社によっては生涯賃金が増えるところもあるのでメリットは大きいです。
デメリット
・お金がかかる
・やりたいことがないとダラダラ過ごすことになる
・奨学金を背負うことになる(人による)
・卒業するまでに4年間かかる(時間の消費)
せっかく多額の費用をかけていくのに途中で辞めたり、ダラダラと4年間過ごす人もいます。
お金の無駄になってしまうこともあるのが大きなデメリットです。
高卒で就職する時のオススメ職種
高卒で就職する時にやりたいことが決まってないって人のためにオススメの職種を紹介していきます。
営業職
営業職は人と関わる仕事です。
販売やお客様との打ち合わせなど幅広く業務を行います。
営業職は求人が多く就職しやすいのが特徴です。その反面会社によってはブラックな会社もありますので注意してください。
人と接するのが好きな人におすすめです。
事務職
会社の事務、総務、業務など事務職と言っても幅広い業務があります。
基本的にパソコンに向かって行う業務でワードやエクセルなどを利用して仕事をします。
パソコンが得意な人やデスクワークが好きな人におすすめです。
販売、接客
アパレル関係、電気店など、自社の商品を販売する仕事です。
人と接することが多く、商品の理解力が求められます。販売員や接客業は高卒、大卒問わず就職できます。
人と接することが好きな人におすすめです。
建築土木系
建築現場の作業員などのガテン系の職業になります。
高卒で就職する人が多く、就職しやすい職業です。職人肌が強く、将来独立して自分で会社を起こす人も多いです。
体力に自信がある人におすすめです。
プログラマー
IT関係、WEB関連のシステム開発などを行うのがプログラマーです。
ネット社会である現在では人手不足な状況が続いています。そのため、未経験でも就職できますのでパソコンが得意な人におすすめできます。
公務員
高卒で公務員となると職種は限られてしまいます。
行政事務、学校事務、警察官、消防官、自衛官などがあります。
公務員試験がありますので他の職業に比べるとハードルが高くなってしまいます。
安定した仕事に就きたいって人におすすめです。
最後に
高卒で就職するメリットは大学費用がかからず、社会経験が出来て給料がもらえることです。
高校が終わったら就職するか進学するか迷っているなら、やりたいことが明確か、大学行って何をするか、仕事をして何を学ぶか、この辺を考えてみて下さい。