社会に出て働き始めると、必ずと言って良いほど人間関係の問題に悩まされる時期があります。
特に色々と細かい事を言ってくる上司。
ただでさえ苦手で嫌いなのに、上司なので毎日何かしらのコミュニケーションは取らなければいけない。
そんな人間が上司に当たってしまった人達へ私の経験も含めながらアドバイスをさせていただきたいと思います。
対象の上司が何故嫌いなのか?
この上司が何故嫌いなのか?一度考えて頭の中をまとめてみましょう。
色々と物事に細かい事を言ってくる嫌いな上司。
何故いちいち自分にこんな細かく、めんどくさくせまってくるのか?
期待の現われなのか?
ただ単に全員に対してこのような対応なのか?
自分にだけこのように当たってくるのか?
理由は多々有れど結局嫌いなものは嫌いなんですよね。
人間本当に嫌いになってしまうと、考えるのも嫌になってしまうと思います。
自分自身もこれが原因で会社に行くのがどんどん嫌になっていきました。
細かいことを言ってくる上司の対処方法
いちいち細かい嫌いな上司。
このような上司にどのように対応すればよいのでしょうか?
会社のコンプライアンス対応の部署に相談する
この上司のせいであなたが辛い思いをしている。
会社に行きたくない。
なんて気持を持っているのならば、これは完全にパワハラに当たります。
実名を出してしまったら会社に居場所が無くなる。なんて考えているのならば、もちろん匿名での通報でも良いのでコンプライアンス対応の部署に相談してみましょう。
同僚がその上司に対してどう思うか聞いてみる
同じ職場で働いている同僚。
周りの仲のいい職場の人達はこの上司に対してどう思っているのか聞いてみましょう。
もし同僚も同じ気持を持っているのならば愚痴を言い合うことです。
同じ気持を同じ職場で共感できる人がいれば、あなたも同僚も大分楽になれるはずです。
職場の中で部署の異動を直訴してみる
この上司の上の人間に異動を直訴してみるのも手です。
嫌いな上司と会わない環境に異動してしまえば良いのです。
この方法同じフロアでの異動だったら意味がないですが、別の階全く別のフロアだったらもうほとんど会う事もないでしょう。
嫌いな上司に直接聞いてみる
この方法とっても非現実的ですが、とっても効果があるはずです。
なぜ自分にこんなに細かく言うのか?これを直接本人に聞いて意図を理解するという事なのですから。
ただ本当にこの方法は難しいですよね?書いている自分もこんな勇気は無いかも…
思い切って転職する
上記のようにコンプライアンス対応の部署が無い、共感できる同僚も居ない、直接言える訳も無い、このような人達はずっと我慢して働き続けては駄目です。
少しの間は我慢できても、長い視野で見るとほとんどの場合でもっと辛い状態になっていってしまいます。
思い切って転職する事を視野に入れて活動していくべきでしょう。
仕事と人間関係について
そもそも働いていく上で必要なもの。
それって皆さんはなんだと思っていますか?
まずは働く理由をいくつか紹介します。
やりがい
やりがいの無い仕事を延々と続けるのは誰でも苦痛ですよね。
最近は生きる為に働いているだけ。と割り切って働ける人も増えてきてはいますが、このやりがいを求めて仕事に望んでいる人も多いです。
生きる為と割り切って働いている
先項でも述べましたが最近はこの理由の人がとても多いです。
私生活と仕事を切り離して考え、仕事はただ金銭を得て生活を送っていく為の手段。
このような考えも私個人としてはとても合理的で良い考えだと思います。
夢の実現の為
パン屋、パティシエなどの飲食店、大げさに書けば上を目指しているアマチュアのスポーツ選手などもそうですが、自分の店を持ちたい、プロになりたいそんな一心で働いている方もいると思います。
ただなんとなく就職しなんとなく働いている
こちらは学校を出てなんとなく、よさげな求人に応募して今もなんとなくそのまま働いている方達です。
筆者もこの項目に入ります。
フリーターなどの非正規であれ、正社員であれこの理由でずっと同じ会社でこのような理由で働き続けている方々もいらっしゃると思います。
正直自分の場合転職で仕事をまた探さなくてはならないのが苦痛で、そんなめんどくさいことするなら今の会社で良いやという気持で今も働いています。
まだまだ理由付けとしては他にもあると思いますが、大まかに4つほどあげてみました。
皆さんもこの中のどれかに入りましたか?
自分のあげた4つの項目だけでも、共通して仕事が辛くなってしまう職場でのトラブル事があります。
それはやはり“人間関係の悪化”なんですよね。
どの項目にも言える事なのですが、人間関係が悪くなれば出勤するのは憂鬱になりますし、職場の中でもどんどん暗くなっていってしまう可能性があります。
特に職場での上司、これがめんどくさい、細かいことばっかり言ってくるような嫌いな人間だったらどうでしょうか?
仕事の基本としては最終的に上司に指示を仰いだり、上司が決定権をもっていたりしますよね。
これはつまり、毎日上司と何かしらの接触が有る訳で、「今日もあの人居るのか…」なんて
憂鬱な気持になってしまうんですよね。
我慢し続けるのはやめよう
ここから自分の体験談を書かせていただきます。
高校を出て就職した会社に自分も細かく色々言ってくる嫌いな上司がいました。
いずれ変わるだろうと思いながら三年ほど経っても全く対応は変わってくれませんでした。
我慢し続けていたある日朝起きると自分の身体が鉛のように重くなっているように感じ、病院に掛かったところ、適応障害と診断されました。
自分は我慢をし続けた事によって、自分の知らない間に心を壊してしまっていたのです。
結局自分はこの病気を克服する為に退職し、社会に復帰し再就職するのに3年掛かってしまいました。
我慢し続けたために20代の3年間を無駄にしてしまったのです。
社会に出てある程度我慢する事は大切な事だと思います。
でも我慢し続ける事は決してしてはいけない事だと、今ははっきりと言えます。
早めに対応する事が大事
何事にもですが早めに対応するのが大事です。
コンプライアンスへの相談も、異動願いも、転職も。
ゆっくり構えて我慢し頑張り続けることは、いずれあなたの心と身体を蝕んでしまいます。
そうなってからでは遅いのです。
周りの相談できる人達にもアドバイスを貰いながら少しずつ解決に向かって行きましょう。
まとめ
若い頃の苦労は買ってでもしろ。と中年以降の人達に言われたことがあります。
自分自身も仕事に対する苦労、辛さ、悔しさならばいくらでも味わっても良いと思っています。
しかし人為的な物、今回のように自分にだけ細かく当たる嫌いな上司や、理不尽なパワハラなどをしてくる人間達との、人間関係での苦労ははっきり言って我慢、苦労する必要はありません。
自然に解決される事ならば良いのですが、今回のような事は自分でも行動しなくては解決する事ができません。
人間関係の解消に向けて皆様が勇気の有る一歩を踏み出せる様に応援しています。