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「上司に人格否定すらされて辞めたい」時の対処法/私はそこまでダメなの?

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上司のパワハラを受けるのも辛いですが、人格否定をされるのも同じくらい辛いものです。

では、この2つの要素が合わさったらどうでしょうか?

 

どちらか片方だけでもキツイのに、パワハラ&人格否定両方の攻撃を受けるだなんて…。

苦痛以外の何ものでもないでしょう。

「会社を辞めたい」「仕事に行くのが辛い」と悩むのも無理ありません。

 

一体なぜパワハラ上司は人格否定をするのでしょうか?

その心理や特徴、対処法についてご紹介します。

 

人格否定をするパワハラ上司の特徴・心理

部下の心を平気でえぐる残酷なパワハラ上司。

彼らはなぜ人格否定を繰り返すのでしょうか?

ここでは人格否定をするパワハラ上司の特徴・心理をまとめてみます。

 

部下を使ってストレス発散したい

 

スポーツ・映画鑑賞・ドライブ・お酒など、人によってストレス発散の仕方は様々です。

しかし中には「周囲に当たり散らしてストレスを発散する」という困った人もいます。

実はパワハラ上司の中にも、こうしたタイプが数多く存在するのです。

他人の人格否定をしてガス抜きをするわけですから、悪質極まりないと言えます。

 

またターゲットになるのは、いつも決まって部下など弱い立場の人間です。

逆に上の立場の人間には、やたらペコペコすることが多いのも特徴的ですね。

これでは弱い者イジメと同じではないでしょうか?

人を攻撃してストレス発散するなんて、人間性を疑います。

 

部下が優秀で焦っている

 

優秀な部下に対する僻み・妬みから、人格否定を行うパワハラ上司もいます。

ひたすら人格否定をして、部下に「自分はダメな奴なんだな…」と思わせることが作戦です。

早々に自分を追い抜くのではないか?という焦りも手伝って、もう毎日のように部下を否定し続けます。

いわば全く余裕がない状態です。

 

仕事ができない部下を持つと「何回言えばわかるんだ?」とウンザリします。

しかし優秀な部下を持つと、イライラすることがほとんどありません。

できる部下が現れるとむしろ喜ばしくなるものなんです。

また「自分も負けじと頑張らなくては」と思い、良い刺激をもらえるでしょう。

 

しかし人格否定をするパワハラ上司は、自分のくだらない妬み・僻み・焦りによって優秀な部下を潰しにかかります。

幼稚で器が小さいと言わざるを得ません。

 

無意味で過剰なプライドを持っている

 

プライドを持つのは決して悪いことではありません。

むしろ「自分の仕事に常に誇りを持っている」など、前向きさや力強さが感じられるプライドはしっかり持つべきでしょう。

 

しかし人格否定をするパワハラ上司は、そんな良い意味でのプライドなど持っていません。

持っているのは、自己陶酔にまみれた根拠のないプライドだけです。

実際はそれほど有能でもないのに、「自分がこの世で一番優れている」と思い込んでいます。

とても無意味で過剰なプライドを持っているので、タチが悪いです。

 

このプライドを軸に動いているため、部下に対してもわけのわからない攻撃を仕掛けます。

部下を徹底的に否定して、自分を大きく見せようとするわけですね。

 

態度が傲慢

 

人格否定をするパワハラ上司は、人に対する態度がとても傲慢です。

常に相手を見下し、自分の意見ばかりを押し通そうとします。

人の意見に耳を貸す、ということも大嫌いなので話になりません。

 

もちろん部下のことも常に見下しています。

部下の話を聞く姿勢なども全く持ち合わせていません。

親切心だとか思いやりだとか、人に対する優しさが全く感じられないと言えますね。

 

しかしこうした傲慢な人間は、その実ひどく弱いもの。

傲慢で傍若無人な態度は、いわば弱さの裏返しと言えるでしょう。

 

実は劣等感が強い

 

力でねじ伏せようとするパワハラ上司は、傍から見るととても自信満々な人間に見えるでしょう。

しかし実際は、パワハラ上司の多くが劣等感の塊だったりします。

 

常に周りと比較し、そのたびに自分という人間のダメさ加減を実感。

普通はそこで一念発起し自分を磨こうとしますが、愚かなパワハラ上司は違います。

下の人間に当たり散らし、「自分はコイツより凄いんだ」と思い込むことで、気持ちの安定を図ろうとするのです。

 

人格否定をするパワハラ上司は、ある意味とても哀れな人間と言えますね。

 

人格否定をするパワハラ上司への対処法

人格否定をするパワハラ上司とはどう接するべきなのか?

そしてどんな対応をすれば状況が改善されるのか?

あらゆる不安・悩み・疑問が尽きませんね。

 

そこでここでは、人格否定をするパワハラ上司への対処法をいくつかご紹介します。

 

真剣に聞かず聞き流す

 

上司に人格否定されると、「自分はそんなにも問題があるのか」と感じてしまうでしょう。

 

もちろん実際に問題がある場合は反省すべきです。

しかし人格否定をする上司のほとんどは、嫉妬・妬み・ストレス発散など、自分勝手な感情で動いています。

何の問題も無い部下を相手に、キツイ言葉や怒りのエネルギーをぶちまけるのです。

 

そのため言っていることも非常に的外れ。

「トンチンカンな人だな」と感じざるを得ないでしょう。

 

そんなパワハラ上司からの人格否定をマトモに受け止める必要はありません。

だからといって反論すると、逆ギレして収拾がつかなくなります。

そのため上司に人格否定をされたら、真剣に聞かずサラ~ッと受け流しましょう。

もちろん何も悪いことをしていないのですから、堂々としてOKです。

 

的外れで中身の無い人格否定を真に受け、落ち込むことなどありません。

聞いている間は何か別のことを考えて、右から左に流すことをオススメします。

 

どんどん成果を出す

 

人格否定をするパワハラ上司がいると、気持ちが沈んで仕事のヤル気も失せてくるでしょう。

しかしそれでは上司の思うつぼです。

人格否定をされたら、その不快感や悔しさをバネにしましょう。

 

落ち込むのではなく「なにくそ」という気持ちで奮起し、バリバリ働いてどんどん成果を出すのです。

いわば怒りのパワーを良い方向に活かすわけですね。

 

「こんな上司あっという間に追い越してやろう」

そんな気持ちで業績を上げていけば、さすがのパワハラ上司も暴言を吐きづらくなるでしょう。

また逆に「あなたのおかげでこんなに頑張れました」と、ある意味感謝の気持ちが生まれるかもしれませんね。

 

怒りの感情は一見マイナスなように思えますが、うまく活用すれば成功をもたらす原動力になり得ます。

上司からの人格否定にイライラしたら、ぜひその怒りを仕事に昇華してみてください。

 

メモやボイスレコーダーで証拠を残す

 

パワハラ上司の人格否定がひどすぎる場合は、会社に相談してみましょう。

ただその際、何も証拠が無いとなると少々厳しいです。

これは会社だけではなく、弁護士など外部の専門家に相談する場合も同様です。

やはり確たる証拠が無いと、相談された側も動きづらいんですよね。

 

そのため上司と話す時は、なるべくメモやボイスレコーダーで記録を残すようにしてください。

日付や暴言の内容など、上司の愚行を裏付ける証拠があれば、会社も納得し何らかの対策を取ってくれるでしょう。

 

「第三者が納得せざるを得ない証拠」

これがあると無いとでは大違いです。

後々きっと役に立つので、証拠は必ず残しておくことをオススメします。

 

良い人が多くてもパワハラ上司のせいで台無しになる

「上司が人格否定をするパワハラ人間であっても、他の仕事仲間が良い人ばかりならなんとか耐えられる」

中にはそう思う人もいるでしょう。

 

物事というのは自分の捉え方次第でいかようにも変わることがあります。

そのため、こうした前向きな考えを持とうとする姿勢はとても良いことです。

 

しかし、パワハラ上司の負のパワーがあまりにも強すぎる場合はどうでしょうか。

 

「まだ大丈夫」「これくらいなら平気」「辞めたいけど我慢しよう」

自分に言い聞かせれば言い聞かせるほど、精神的に苦しくなってきませんか?

 

確かに良好な人間関係は救いになるでしょう。

しかし人格否定を繰り返すパワハラ上司が1人職場にいると、もうそれだけで全てが台無しなんです。

 

他の人が良い人だとか悪い人だとかはこの際関係ありません。

「辞めたい」「苦しい」という自分の気持ちに、素直に耳を傾けましょう。

 

パワハラが原因でうつ病を患う危険性もある

 

ストレス・イライラ・憂鬱感など…。

上司からの人格否定は、あなたの中に様々な苦悩を生み出します。

そして最終的にうつ病を患う危険性もあるのです。

 

労働政策研究・研修機構の調査結果をご覧ください。

「メンタル不調になった人の13.3%が職場を退職している」という結果が出ています。

1割を超えているのですね…。

 

またうつ病を患うと、仕事のみならず日常生活に支障が出ることもあります。

いわば自分の人生全てがパワハラ上司のせいでメチャクチャになるのです。

「自分は大丈夫」「さすがにうつ病まではならないだろう」

そう考え、自分の辛さに蓋をするのは危険です。

 

辞めたいなら無理せず転職を考えよう

「いろいろ対処してみても、上司の人格否定が一向に治まらない」

「パワハラ上司の人格否定で精神が限界に来ている」

そう感じたら無理せず転職の道を検討しましょう。

 

転職=逃げ、と考える人もいるかもしれません。

しかし前項でも述べたように、上司が原因でうつ病を患うことも十分あり得ます。

精神を病むほど追い詰められているのなら、むしろ逃げるべきでしょう。

 

「逃げ」というと聞こえが悪いですが、時と場合によっては逃げることも必要なのです。

 

また転職活動時にぜひ活用してほしいのが転職エージェントです。

担当と相談しながら情報収集を進めていけば、自分に合う企業を効率よく見つけることができます。

もちろん書類や面接など、基本的な部分についてもしっかりサポートしてくれますよ。

 

辞めたい気持ちが日に日に高まっているのであれば、まずは行動あるのみです。

プロの力を借りつつ、今よりもっといい会社を探してみましょう。

 

まとめ

 

上司からの人格否定が続けば、誰しも「辞めたい」と思ってしまうでしょう。

また精神的に消耗するため、上司に対し何らかのアクションを起こす気力すら失せるかもしれません。

 

しかしそのまま放っておくと、パワハラ上司の人格否定はさらに悪化します。

いくつかの対処法を試みて、人格否定を行う愚かなパワハラ上司を黙らせてやりましょう。

それでもダメなら、最後は転職という選択肢もあります。

 

いずれにしろ、無理して精神バランスを崩すことだけは避けてくださいね。

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