ストレスがたまる原因=上司の存在、という人は多いです。
良い上司に恵まれれば別ですが、残念ながら大半の人は嫌な上司に悩まされています。
ストレス源である上司が側にいると、仕事へのモチベーションも下がってしまうでしょう。
そこで今回は、上司へのストレスが限界に達した時の対処法についてご紹介します。
もう限界!上司へのストレスが爆発しそうになった時の対処法
上司に苦しめられる毎日が続くと、どんどんストレスが溜まっていきます。
そしてストレスを溜め込んだまま我慢していると、肉体的にも精神的にもしんどくなるものです。
場合によってはうつ病に発展することもありますからね…。
「このくらい大丈夫だろう」と楽観視して放置するのは危険です。
そこでここでは、上司へのストレスが限界に達した時の対処法をまとめてみます。
仕事だけの関係だと割り切る
「ホワイト企業」と呼ばれるほどの良い会社であっても、そこで働く社員全員がいい人とは限りません。
むしろ嫌な上司のひとりやふたりいて当然、と言えるでしょう。
とはいえ、しょせん仕事上の繋がりにしかすぎません。
何もプライベートで親交を深める必要はないわけです。
そのため完全に割り切ってしまえば、上司の嫌な言動もさほど気にならなくなってきます。
「多少嫌われてもどうせ仕事上だけの関係だしな」と思えば、良い意味でどうでもよくなってくるのです。
一旦スパッと割り切れれば、一気に気持ちが楽になりストレスも軽減されます。
職場の嫌な上司など、自分の人生やプライベートにおいて何の関わりもない存在なので、適当に割り切りあしらっておきましょう。
上司を反面教師にして働く
ストレスを感じるほど嫌な上司がいる場合は、その上司を反面教師にしながら働きましょう。
嫌な上司を目の前にすると、ただひたすらに「嫌だな」と感じてしまうかもしれません。
しかしそこで「なぜこんなに嫌な上司なんだろう?」と考え分析すれば、自身を成長させるヒントを掴むことができます。
いわば悪い意味でのお手本です。
「嫌味っぽくて陰険だから嫌われるんだろうな」
「自分はあんな上司にならないよう気を付けよう」
そう思って自身を磨きあげていけば、嫌な上司の存在もむしろありがたく感じるかもしれません。
上司の長所を見つけてみる
一度嫌いになると、どうしてもその人の欠点にばかり目を向けてしまいがちです。
しかし人間は、良いところもあれば悪いところもあります。
凄まじく嫌な上司であっても、何かひとつくらいは長所が存在するかもしれません。
「あれ?意外と良い所あるんだな」と思える部分がひとつでも見つかれば、多少は好感を持つことができるでしょう。
もちろん全面的に好きになる必要はありません。
しかし悪い面ばかり見てしまうと、嫌悪感は増していく一方です。
結果として自分自身のストレスもさらに増してしまうでしょう。
相手の良い部分を理解しようとする、そんな姿勢をもつことも大切ですね。
人事部に相談して異動を希望する
どうしても上司の存在が我慢ならない場合は、人事部に相談して異動を願い出てみましょう。
別の部署に異動すれば、嫌な上司と接しなくて済みます。
「もはや姿を見るだけでイライラする」なんて人にも非常に有効ですね。
今の部署のままで上司だけ変えてもらう…という方法は、明らかな問題が発生していない限りなかなか難しいです。
やはり自らが立ち去り、新たな部署でバリバリ頑張るのが一番でしょう。
上司が原因でイライラ…おすすめストレス解消法
ストレスやイライラを溜め込んだままにしておくのは身体に毒です。
もちろん身体だけではなく心にも有害と言えます。
では、上司が原因で溜まったストレスはどのように解消すればいいのでしょうか?
仕事の後で楽しめる趣味を持つ
仕事で溜まったストレスは、仕事終了後すみやかに発散するのが理想的ですね。
そこでおすすめなのが、仕事の後で楽しめる趣味を持つことです。
スポーツジム、習い事、カフェでの読書など、仕事終わりにゆっくり楽しめる趣味を持つことで、ストレスが和らぎリラックスできます。
また趣味に没頭すれば、嫌な上司のことも忘れられますよね。
仕事場の上司のせいでストレスを感じたら、そのストレスをぜひ家に帰る前に発散させてしまいましょう。
瞑想してみる
ゆっくり瞑想をすることも、上司へのストレス解消に効果的です。
落ち着ける環境で目を閉じて、自分の心とじっくり向き合ってみてください。
静かな中で自分の精神を研ぎ澄ますと、上司のストレスにより乱れた心が整っていきます。
瞑想を趣味にして習慣化すれば、余計なストレスやイライラに振り回されないで済むでしょう。
同じストレスを持つ人と話す
同じ悩みを持つ者同士で会話すると、お互い気持ちがすっきりします。
やはりわかりあえる相手がいると心強いものです。
アドバイスしたりされたり、共感し合ったり…。
様々な話をすることで気持ちが整理されるため、自然とストレスが和らいでいきます。
もし身近に「上司のせいでストレスMAX」という人がいたら、ぜひ共感者・理解者として話をしてみましょう。
状況悪化?上司へのストレス対処でNGな行動
上司へのストレスが強くなることで、あらゆる行動が極端になってしまう人もいます。
しかし間違った行動を起こすと、さらに状況が悪化してしまう可能性大です。
そこでここでは、上司へのストレス対処でNGな行動についてご紹介します。
上司を露骨に避ける
いくら上司のことが嫌いでも、露骨に避けようとするのはNGです。
必要最低限の接触すら拒んでしまうと、仕事に悪影響をもたらし思いもよらぬトラブルに発展するかもしれません。
また露骨に避けられることで上司が機嫌を損ね、さらに関係が悪くなってしまうでしょう。
「嫌いだからって態度に出すなんて…」と、周りからの評判を落とす可能性もあります。
どんなに上司のことが気に入らなくても、あからさまに接触を断つことはやめておきましょう。
上司に強い対抗心を持つ
「このストレスを無くすためには、実績を積んで上司を追い抜くのが一番だ」
そう思う人もいるかもしれません。
もちろん上司へのストレス・怒りをバネに頑張るのは良いことです。
が、その意気込みがあまりに強すぎると、上司への過剰な対抗心が生まれやすいので気をつけてください。
確かに頑張り次第で上司を追い抜くことは可能でしょう。
しかし現実的に考えると、仕事や実績について評価をするのは上司です。
ヘタに対抗心を燃やすことで、「なんだコイツは」と悪印象を抱くかもしれません。
結果、正当に評価してくれない恐れもあるわけです。
意気込みや気合いを持つのは素晴らしいですが、過剰な対抗心は持たないよう注意しましょう。
周囲に愚痴をこぼす
信頼できる職場仲間であれば、上司に対する愚痴を多少こぼすのもアリかもしれません。
しかしそうではない相手に愚痴を言うのは考えものです。
お喋りな人や噂好きな人だと、あなたがこぼした不満や愚痴を他の人に言いふらすかもしれません。
それこそ上司本人の耳に入る可能性もあります。
同じ職場で働いているからといって、誰彼かまわず愚痴をこぼすのはNGです。
後々厄介なことになるので気を付けましょう。
自分の行動も振り返ってみよう
上司の言動に問題があるからこそ、上司へのストレスが発生するわけですよね。
ただ上司へのストレスが強すぎると、知らず知らずのうちに客観性を失ってしまうこともあります。
上司への嫌悪感やストレスに囚われすぎるあまり、自分自身と向き合えなくなってしまうのです。
そのため「この件に関しては自分にも問題があったかもしれない…」と、後々になり気付くケースも存在します。
またストレスに縛られすぎて自分を見失うと、仕事への集中力やモチベーションも下がりやすくなるでしょう。
上司へのストレスを感じた時は、まず自分自身の行動や状態をじっくり振り返ってみることも大切です。
そのうえで、改めて自分に落ち度はないか?自分は今後どうすべきなのか?をきちんと考えてみましょう。
どうしても限界なら退職・転職もひとつ
「何をやっても上司へのストレスが軽減されない…」
そんな状況に追い詰められたら、思い切って退職することをおすすめします。
そしてストレス源の上司がいない別の会社へ転職しましょう。
あらゆる方法を試してみても効果が無い場合、最終手段として上司に直接伝えるのもアリかもしれません。
しかし聞く耳を持たないタイプだと、どんなに伝え方に気を配ったとしても決して聞き入れてもらえないでしょう。
それどころか「何がそんなに気に入らないんだ」と逆ギレする可能性もあります。
もっとも、きちんと話し合えるようなマトモな上司なら、ストレスを感じることなど無いでしょうけどね…。
そのため結局は、会社を辞めて上司のもとを離れるのが一番と言えます。
限界を突破した状態で働き続けるのは非常に危険です。
うつ病を患ってから「あの時辞めればよかった…」と悔やむのは避けたいですよね。
転職エージェントを利用すれば、手厚いサポートのもとで効率的な転職活動が行えます。
企業に関する有益な情報ももらえますし、面接対策や書類作成など、基本的な部分もしっかりアドバイスしてくれます。
また登録無料なので、「今はまだ迷っている」という人もとりあえず登録しておいて損はないでしょう。
まとめ
今回は、上司が原因で発生するストレスへの対処法についてお届けしました。
ストレスを与えてくる上司は本当に困りものです。
うまく対応して、なるべくストレスなく仕事をこなしていきたいですね。
とはいえもちろん無理は禁物。
これ以上は難しいと判断したら、退職の準備&転職活動を始めることをおすすめします。