収入、お金の悩み 正社員の悩み

女性の平均年収はどれくらい?なぜ男性より低いのか?

更新日:

近年、日本の働き方改革の一環として「女性の活躍」に非常に注目を浴びています。

実際に女性の平均年収も年々上昇しており、女性の社会進出について実感している人も多いのではないでしょうか。

最近では「バリキャリ」(バリバリのキャリアウーマンの略語)と言われる言葉も広まり、今後も更に女性の活躍が期待されています。

今回は女性の年収の実態や年収が高い職業等に焦点を当て、詳しく紹介していきたいと思います。

→年収を上げるための転職なら「リクルートエージェント」



女性の働き方の変化

女性の年収は近年増加傾向にあります。

その背景として女性の働き方の変化が一つの大きな要因と言えるでしょう。

具体的な変化に関して下記にまとめてみました。

 

出産=寿退社でなく、職場復帰

一昔前までは「出産=寿退社」というイメージがあったかと思いますが、近年では出産、育休制度を見直し、改善を加え、女性が職場復帰しやすい環境作りが進んでいます。

 

女性営業職、管理職の増加

女性は事務職というイメージから、女性営業職や管理職を増やしている企業も増え始め、政府の「2020年までに女性管理職を3割にする」という指針も追い風になっているでしょう。

(ちなみに私の会社では女性管理職会議や女性営業会議等も実施されています。)

 

女性内定者の増加

女性内定者を増やすと目標に掲げている企業もあり、新卒女性の内定率が上がってきていることも社会進出に大きく影響しています。

 

まだ未完全な部分も指摘はありますが、一昔前と比較した際に女性が働きやすい環境が整い始めていることにより、女性社員の年収増加に繋がっているのです。

 

女性正社員、派遣社員の平均年収(なぜ男性よりも低いのか)

上述で女性社員の年収増加について紹介してきました。

しかし、男性と比較するとまだまだ賃金格差が存在することは事実です。

ここでは女性の年収(正社員、派遣社員)と年収の乖離の理由について紹介していきます。

 

2017年度の厚生労働省のデータによれば、女性正社員の平均年収は、263.3万、非正規雇用の平均年収は、189.9万となっており、男性の平均年収である355.5万と比較すると非常に差が大きく、賃金格差は過去最高となります。

 

ではなぜ女性の年収は男性よりも低いのでしょうか?

その理由は、「管理職比率」と「女性の雇用体系」にあります。

 

上述で女性の管理職比率を上げてきていると言えど、やはり男性管理職の数が圧倒的に多く、給与体系に大きく差が出てしまう影響が非常に大きいです。

今後改善していく課題ではありますが、この管理職の男女比率を同水準に持っていくためにはかなりの時間が必要となるでしょう。

 

また既婚女性が家庭に入って、残業等が発生しにくいパートやアルバイトとして働き収入を得ている非正規雇用の人数が多いことも男女間の賃金格差の大きな要因でしょう。

→年収を上げるための転職なら「リクルートエージェント」



年収の高い職業

バリキャリの人の中にはもっと年収を上げたいと思っている人も多いかと思います。

一般的に弁護士や大学教授、女医等が挙げられますが、長時間の勉強やスキルを必要とするそのような職業を紹介しても現在働いている人や今から就活を考えている人にとっては参考にならないと思います。

(私も逆の立場であれば、「年収は高いのは分かるけど、全然役に立たない!」と思うので。)

ここでは実際に女性が活躍している年収の高い仕事についていくつかピックアップしていきます。

 

公務員

公務員は比較的年収が高く、且つ女性の活躍が多い職業の一つです。

 

国家公務員、地方公務員共に年収は500万~600万と日本の平均年収よりも高い水準にあり、何より業績連動で無い為、不景気であったとしても収入が保障されている点は一つの大きな魅力と言えるでしょう。

 

又、雇い主が国、又は都道府県となる為、女性が働きやすい環境については一般企業よりも充実しています。

恐らく役所の窓口や、学生時代の先生等、女性が働いているイメージが湧きやすい職業です。

 

メーカー社員

 

モノづくりのメーカーも私は非常にお勧め出来る仕事です。

特にアパレル、食品、化粧品等のメーカーは比較的女性社員の数も多く、事務職、管理系の職業は勿論、営業職としても多くの女性が働いています。

 

年収も実力主義の会社と比較すれば、見劣りしますが、公務員同様500万~600万の平均年収の会社が多いことで有名です。

 

又、メーカーは商売における上流に位置する為、商社や問屋等に比べ、ワークライフバランスが維

持しやすく、家庭との両立しやすい環境が整っている仕事の代表格ともいえるでしょう。

 

本当に1,000万稼ぎたい等の目標があるのであれば、不動産や保険、MR等のインセンティブ制度を導入している実力主義の会社で営業をするというのも一つの方法だと思います。

 

年収が増えると結婚率が下がる

 

「女性の年収が高くなれば、結婚出来なくなる。」という話もよく耳にするかと思います。

年収が高いことと結婚出来ないことは直接的な関係はありません。

 

しかし年収が高くなることで、「生活水準が上がる」、「パートナーに求める収入も高くなる」という女性も多いので、この話に関してもあながち間違いではありません。

 

また、結婚しても家庭に入るのではなく、仕事をバリバリやっていきたいと思っている人であれば、結婚に対して消極的になっている人も少なくないことも事実でしょう。

 

その点については、男性も理解、そして努力をしていく必要があるかもしれませんね。

 

まとめ

今回は女性の年収を中心に紹介してきました。

世界的にも見ても日本はまだまだ女性の社会進出に対しては遅れを取っています。

それは昔の「男が外で働き、女が家庭に入る。」という文化による負の財産の結果だと私は思っています。

しかし2016年に女性活躍推進法が実施されて以降、少しずつではあるものの女性の活躍する環境が増え、同時に年収も上がってきていることは事実です。

もし今回の記事を読んで頂いたバリキャリを目指している、年収を増やしたい女性の今後の活躍の参考として少しでも役に立てて頂ければ大変嬉しく思っています。

→年収を上げるための転職なら「リクルートエージェント」



ハローワークはもう古い!全て無料の転職エージェントを活用しよう!→おすすめランキングはこちらから

-収入、お金の悩み, 正社員の悩み

Copyright© ジョブリン , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.