仕事をするうえで「人間関係が辛い」と嘆く人は多いです。
中でも人見知りタイプの人は、特に辛さを感じやすいでしょう。
かといって、職場から自分以外の人間を排除するのは不可能というもの。
会社の人とうまく付き合えないと、それだけで仕事が憂鬱になってしまいますよね。
「人見知りだと仕事がうまく進まない…」
「今の仕事は人見知りの自分に向いていないのでは?」
今回は、そんな人見知りな人に向いている仕事をご紹介します!
人見知りの人におすすめの職業
人付き合いが下手=社会人失格ではありません。
職場の人間とうまくやれなくても、仕事に関する能力が長けている人はたくさんいます。
また能力を延ばすためには、自分に向いている職種を選ぶことも大切です。
というわけで、さっそく人見知りの人におすすめの職業をご紹介していきましょう!
製造業
人見知りの人にまずおすすめしたいのが製造業です。
食品の加工や機械の組み立てなど、黙々と作業をこなすことが出来ればOK!
製造業の仕事では、「誰かと話しながら作業をする」ということがほぼありません。
せいぜい指示をするorされる程度なので、会話の量はとても少ないです。
コミュニケーションが苦手な人でも問題なく仕事に励めるでしょう。
警備員
施設警備・交通誘導・イベント警備など、警備員が任される現場は様々です。
ただ基本的に、警備員の仕事は人と話す必要がありません。
ずっと立っているので人によっては辛いと感じるかもしれませんが、慣れればとても気楽な仕事と言えるでしょう。
体力がある人や、立ち仕事でも問題ないという人はぜひチャレンジしてみてください。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアやプログラマーは、むしろ人よりもパソコンなどの機器と向かい合うことがほとんどでしょう。
そのため人見知りの人でも働きやすいと言えます。
また自身で技術やノウハウを習得すれば、独立して自らアプリ・ソフトを作ることも可能です。
とはいえ独立するとなると、営業やら交渉やら人と接触する部分も全てこなさなくてはなりません。
精神的な負担を増やしたくないのであれば、会社勤めで働くスタイルの方がおすすめです。
技術系(職人)
陶芸や工芸などは、1日中ひとりで作業に没頭することが多々あります。
集中力が大切なので、むしろ人との会話は作業の妨げになると言っても過言ではないでしょう。
そのため自身の技術を活かして働く、いわゆる「職人」と呼ばれる仕事も人見知りの人に向いています。
しかし職人の世界は厳しいものです。
食べていけるようになるまでそれなりの時間を要するかもしれませんので、しっかりとしたヤル気・覚悟が必要です。
また職人といっても、大工さんなど周囲との関わりが必須なジャンルもあるので注意しましょう。
新聞配達員
単独行動で働ける職種といえば新聞配達でしょう。
実はアルバイトだけではなく正社員採用も行っているので、しっかり稼ぎたい人にもおすすめです。
配達ルートなどはやっていくうちに自然と覚えられるので心配ご無用!
ひとりでひたすら新聞を配るだけなので、全く気負うことなく働けます。
原付免許を持っている人見知りの人はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
トラック運転手
指定の場所まで荷物を運ぶトラック運転手も、人見知りの人に最適です。
なんてったってひとりで車内にいるのがほとんどですからね。
いわば自分だけの空間がずっと保たれるので、気楽なことこのうえなし!
面倒な人付き合いや煩わしい人間関係にウンザリ…なんてことがありません。
もちろん荷物の引き取り時などには多少人と関わりますが、それもほんの一瞬の出来事。
運転好きな人見知りさんにうってつけの仕事です。
タクシードライバー
基本的にタクシードライバーは、人と接するのが好きな人に向いているとされています。
「え…じゃあ人見知りの自分なんて無理では?」と思うかもしれません。
しかし意外や意外、人見知りであってもタクシードライバーの仕事をこなすことは可能なんです。
たとえ会話がうまくなくても、笑顔が素敵で気遣いが出来ていればお客さんからの評判はアップ!
またお客さんを乗せている時以外はひとりでいられるので、ホッと一息つける瞬間も多いんです。
「人見知りだけど人が好き」
「話すのは苦手だけど笑顔は忘れない」
そんな人は、タクシードライバーの道に進んでみるのもいいかもしれませんね。
バスの運転手
バスの運転手も、ひとりで気楽にこなせる仕事の代表格でしょう。
当たり前ですが、多人数で運転しているバスなんてありませんよね?笑
普通の仕事のようにチームで共同作業をすることがないので、人見知りの人でもストレスなく取り組めます。
職場の嫌な人間と会話を交わすことなく働ける!これは非常にありがたいものです。
また基本的に、バスの運転手は残業がないと言われています。
決められた時間だけで完了するので、この点も嬉しいですね。
WEBライター
自宅に居ながらにして収入が得られるWEBライターも、人との接触が少ない仕事のひとつです。
連絡・納品もメールなどで済ませることが大半ですし、働く時間も自分で自由に決められます。
もちろん会社勤め特有の付き合いや飲み会もありません。
文章を書くことが好きな人見知りさんにうってつけですね。
ただ周りに人がいない分、自身でしっかり管理する能力が必要です。
また継続的に案件が取れないと、収入が途絶えることになります。
稼ぎたい人は依頼が途切れないよう頑張りましょう。
造園
造園の仕事も、人見知りの人から人気が高い仕事ですね。
家の庭・公園・商業施設の造園など、個人から法人まで幅広く扱っています。
自分の手で草木が美しく整えられていくため、とてもやりがいが感じられるでしょう。
「人と接するよりも自然と触れ合った方が癒される」
そんな人付き合いに疲れた人にもおすすめ。
また造園の仕事は専門職に分類されるので、働きながら技術・スキルも身につきます。
「一生モノの仕事がしたい」「自然が好き」
そんな人見知りの人は、思い切って造園の世界に飛び込んでみては?
人見知りを克服するためのおすすめ職業
「どうにかして人見知りを克服したい!」
と考えているのであれば、いっそ人と接する仕事に携わってみるのもひとつです。
中でも特におすすめな職業が、ルート営業と接客業の2つですね。
「営業なんて無理」
「いきなり接客なんてハードルが高すぎる」
そう思うかもしれませんが、この2つは人見知り克服にとても有効な仕事なんです。
ルート営業
実はルート営業は、普通の営業と違って新規開拓をする必要がありません。
つまり、すでに契約済みのお客さんのところを回ればOKなのです。
相手が知っているお客さんなら、緊張して話せないという事態にもならないでしょう。
それでいて人と接する機会が多くなるので、ルート営業はとてもおすすめ。
知らず知らずのうちに人見知りが直っていきますよ。
接客業
飲食店・ホテル・イベントスタッフなど、接客業は人見知りに向いていないと思われがち。
しかし「克服する」という観点から見ると、接客業は人見知りの人にこそチャレンジしてほしい職業なのです。
接客業を始めると、毎日否が応でもお客さんと話すことになります。
接客のついでに雑談をすることもあるため、仕事が慣れるに従って自然と会話力も備わってくるのです。
またお客さんに喜んでもらえると嬉しくなりますよね。
そうするとどんどんサービス精神が旺盛になり、人と接するのも苦ではなくなってきます。
確かに最初のうちは戸惑うかもしれません。
しかし「人見知りを克服したい」という気持ちがあれば、接客業はあなたにとって最高の仕事になり得るでしょう。
タモリさん、オードリー若林さんも人見知りだった
実は芸能界にも、人見知りな人が多く存在しています。
例えばお笑いタレントのタモリさんやオードリー若林さんも人見知りなんですよ。
しかしタモリさんも若林さんも、芸人として人気を博し大成功を収めていますよね。
タモリさんに至っては
「芸能界で戦っていくなら人見知りしか成功しない」
と語っています。
実際に成功しているタモリさんが言うと、とても説得力がありますよね。
やはり「あえて武器にする」という考え方ほど強いものはないかもしれません。
また若林オードリーさんは、人見知りを克服するためにガールズバーへ通い詰めたんだとか。
ガールズバーの女性達は会話上手ですし、人見知りを直すにはうってつけですよね。
タモリさんのように人見知りを受け入れるも良し、若林さんのように確かな方法で克服するも良し。
いずれにしろ、自身の人見知りをネガティブに捉えすぎないことが、仕事やプライベートを充実させる秘訣と言えそうです。
まとめ
人付き合いが苦手でも、悩むことはありません。
むしろ人見知りだからこそ向いている仕事もあるのですから…。
今回ご紹介した職種を参考に、ぜひ自分に合った仕事を見つけてみてくださいね。