就職活動から失業保険の受け取りまで、多くの人が何かとお世話になるであろうハローワーク。
しかしハローワークに行くのが初めてという人の中には、「どんな雰囲気なんだろう」「職員が怖いってホントかな?」と不安を感じる人もいるでしょう。
そんな恐怖感を取り除くべく、今回はハローワークの雰囲気や口コミ、さらにはハローワークへ行くときの持ち物・服装についてもご紹介!
ハローワークが初めてで怖い…という人はぜひチェックしてみてくださいね。
ハローワークで出来ること
ハローワークの実態に迫る前に、まずはハローワークで出来ることを確認しておきましょう。
ハローワークで出来ることは、主に以下の3つです。
求人探し
ハローワークで出来ることといったら、やはり求人探しでしょう。
「無職のままだしそろそろハローワークにでも行こうかな?」
「仕事を辞めたからハローワークで転職先を探してみよう」
など、求職中の人がまず思い浮かべる場としておなじみですね。
またハローワークでは、就職相談やセミナーも無料で開催しています。
履歴書の書き方や面接での受け答えについてなど、求職に関するアドバイスももらえるのが嬉しいですね。
雇用保険(失業保険)の手続き
ハローワークでは、雇用保険(失業保険)の手続きを行うことも可能です。
雇用保険受給のためには、以下の条件を満たす必要があります。
・就職したい意思・能力がある、また就職しようと努力しているものの、失業状態となっている
・雇用保険加入期間が、退職日前2年間で12ヶ月以上ある
「次の仕事が決まるまで収入が途絶えてしまう…」
そんな転職者ならではの悩みも、雇用保険が受給されればスムーズに解決できますよね。
職業訓練への申し込み
「まずは何かしらのスキルを身につけてから働きたい」
そんな人へ向けて、ハローワークでは職業訓練の受付も行っています。
費用を掛けずに多種多様な講座を受けることができるので、「これまでと全く違う業種にチャレンジしてみたい」という人にもピッタリです。
気になる人は、まず説明会などに参加してみると良いでしょう。
ハローワークに行くのが怖い…実際はどんな感じ?
ハローワークに行くのが初めてだと、ついついマイナスなイメージばかりが頭の中を巡りがちです。
「お役所みたいな堅い雰囲気?」
「怖い職員や態度の悪い職員がいるのでは…」
いろいろ想像すると、ハローワークへ足を運ぶことを躊躇してしまうでしょう。
では実際、ハローワークとはどんな所なのでしょうか?
ハローワークの雰囲気について
まずハローワークの雰囲気についてですが、確かにお役所的な空気は流れています。
ただ役所ほどの堅苦しさはありません。
やはり職業相談や電話対応など、人々の声が多く飛び交っているからでしょうか?そこまで重苦しい雰囲気はないと言えます。
役所よりもう少し賑やかな印象なので、役所的な場所・雰囲気が苦手な人でも利用しやすいでしょう。
そして当たり前ですが、皆自分の職探しのために必死なので(笑)他の利用者のことなど気にしていません。
誰かが誰かに対して「あの人無職なのかな」「全然仕事決まってないのかな」なんて思うことはないでしょう。
そのため「周囲の目があると話しにくくなる…」という人でも、難なく利用できますよ。
ハローワーク利用者の属性は幅広い!
ハローワークには、20代~50代まで幅広い年齢層の人が訪れています。
また男性だけではなく、主婦と思われる女性の方も利用しているようです。
「特定の層に偏っている」ということが無いので、誰でも気兼ねなく利用することができますよ。
ちなみにハローワークの利用者数は1日17万人とされています!
これほど数が多ければ、いろいろな人がいるのも頷けますね。
ハローワークの職員は優しい?怖い?
怒られたりお説教をされたり、「ハローワークの職員は怖いのでは?」というイメージがあるかもしれません。
もちろん職員も人間ですから、様々なタイプの人がいることは確かです。
「なぜこんな良い企業を辞めたのか」など、個人的な感情を交えた余計な一言を言ってくる人も存在します。
ただ、どちらかというとそのような職員は一部です。
ハローワーク職員のほとんどは、親切丁寧な対応をしてくれます。
求職者の相談をしっかり聞き、親身なアドバイスをしてくれるので、怖いどころかむしろ優しいとすら感じるでしょう。
そのため「怖い職員ばかりなのかな」と過度に心配する必要はありません。
いかにもヤル気のない雰囲気で相談すると、怒られたりお説教されたりするかもしれませんが、そうでなければ優しく親切に対応してくれるでしょう。
ハローワーク利用者による口コミまとめ
ではここで、ハローワーク利用者による口コミをいくつかご紹介します。
ハローワークの良い口コミ
まずはハローワークの良い口コミから見ていきましょう。
ハローワークを通じての場合なら、アルバイトでも社員の場合でも、応対した担当者の方が、その場で勤務希望先に電話してくれて、面接日の希望などを企業の採用担当者に伝えてくれたりします。
今後就職活動にハローワークを多様する予定があったり、複数社応募するというような状況であれば、ハローワークを通じて、担当者の方と仲良くなっておいた方がいいかも知れません。
よく通うと、希望職種を覚えてくれていて、求人を探しておいてくれたりしますから。
引用元:Yahoo知恵袋
ハローワークが求人をよく郵送でおくってきてくれる。
しかも希望している業務や勤務地をしっかり選んでくれている。ハロワは求人数が多いから変な会社も多いけど、担当者次第では良い仕事も見つかるかもしれない🙂
— 式条梨々子 (@ririkoshikijyou) January 29, 2020
ハローワークで良かった点は、当たりの担当者だと親身になって話を聞いてくれてアドバイスも的確にしてくれた点です。
人によっては事務的にしか対応してくれない場合もあるので、当たり外れが分かれる点が不満です。
— ブラック企業で働いた! (@halloworkblack) February 2, 2020
ハローワークでは、良い担当者に当たるとよりスムーズに仕事探しができると言えそうです。
また担当者との関係性も重要なのかもしれません。
向こうから良い求人情報を送ってくれるのは嬉しいですよね。
さらにこんな口コミもありました。
@salannheyo パートの求人も結構あるよ~ 意外と穴場だ、ハローワーク!(^^)!
— くみ@Tokyo (@kumiJeJe) February 20, 2012
穴場はハローワーク。新卒枠は特に倍率低し。
— サオリ (@saorin_and_luna) November 19, 2013
新卒からパートまで、ハローワークには倍率が低めなおいしい求人が意外と多いようですよ。
ハローワークの悪い口コミ
良い口コミがある一方、ハローワークには悪い口コミも存在しています。
ハローワークの実態は奴隷市場ですよ。ほぼブラックしか無い。
— イソベメソッド (@Ovz5Dqb0v17H4lY) May 21, 2020
巷でよく言われている「ハローワークにはブラックが多い」という説。
実際にハローワークへ行ったことで、この説を身をもって実感した人が多いようです。
またハローワークの体勢や職員の姿勢に関する厳しい声も見受けられました。
ハローワークの不満だった点は、パソコンにしても、職員との相談にしても順番待ちがとても長かった点です。
しかも毎回、大勢の人が来ていたので待ち時間がすごいです。
正直とても辛かったです。
— ブラック企業で働いた! (@halloworkblack) May 25, 2020
ハローワークのお役所仕事、態度のデカさにイライライラっとする
— ひろあき (@akipiro_948) October 26, 2017
今私の叔父が仕事を探していますがハローワークのスタッフから「あんた、何度も来ているけど仕事する気あるの?」などと失礼極まりない事を言われたそうです。
ハローワークスタッフがこんなアホな仕事ぶりでいいならパートやアルバイトのほうがはるかにましです。
私の弟の時もあまりに態度が悪く侮辱的な発言を言われたそうです。
態度は悪い言葉は不適切、情報は間違いだらけ、もうハローワークなんか不要じゃないですか?
引用元:Yahoo知恵袋
対応は悪いよ。ガム噛んで対応する職員いた。民間なら即解雇だよ。
引用元:Yahoo知恵袋
待ち時間の長さ、そして職員の不適切な対応など、ハローワークを利用したことで不快になっている人もいます。
百歩譲って待ち時間の長さは耐えられるとしても、職員の対応の悪さはいただけませんね…。
親切な職員に巡り会えれば良いのですが、対応が悪い職員が相手だと「来なければよかったな」と思ってしまうでしょう。
初めてでも安心!ハローワーク利用時の持ち物・服装はコレ
「持ち物や服装など、具体的にどんな準備をすればいいのかわからない…」
そんな戸惑いが、ハローワークに対する怖さへと繋がることもあるでしょう。
そこでここでは、ハローワーク利用時の持ち物・服装についてご紹介します。
ハローワークで必要な持ち物は?
初めてハローワークを利用する際は、以下の物を持参しましょう。
メモ帳・筆記用具
大事なことをしっかり記録しておくために、メモ帳やボールペンなどの筆記用具は持っておいた方がいいでしょう。
履歴書
求職申込表を記入する際、履歴書があると必要な情報をスムーズに記入することができます。
これといって特別なものは必要ありませんが、メモ帳・筆記用具・履歴書の3点はなるべく持って行くことをオススメします。
また雇用保険の手続きを行う場合は、
・離職票
・マイナンバーカード
・印鑑
・本人名義の通帳(キャッシュカードも可)
・写真2枚
これらが必須となるので、忘れないよう注意しましょう。
ハローワークに行くときの服装は普段着でOK
ハローワークに行くときの服装ですが、基本的には普段着でOKです。
ジーパンなどラフな服装でも問題ありません。
しかし当然ながら、あまりにだらしない・不潔な服装だと、職員に不快感を与えてしまいます。
ヨレヨレのシャツや汚れたズボンなどは避け、清潔感あふれる格好を心掛けましょう。
もし面接練習などを行う予定がある場合は、本番さながらスーツを着ていくことをオススメします!
どうしてもハローワークが怖いなら転職エージェントの利用も考えよう
ハローワークに行くのがどうしても怖いのであれば、転職エージェントで仕事探しをするのもひとつです。
ハローワークに関する口コミ・評判を見ると、確かに良い口コミもありますが悪い口コミもありますからね…。
またハローワークは、無料で求人掲載が可能です。
そのためどうしても…
「求人に費用なんて掛けちゃいられない」
「本当は採用する気なんてほほない」
というブラック企業が多くなりがち。
加えて求人に関する詳細情報もわずか2~3行程度なので、どんな会社・仕事内容なのか?詳しい部分がイマイチわかりにくいです。
特に「ハローワークに初めて行く」という初心者さんだと、なおさらわかりにくく戸惑うでしょう。
しかし転職エージェントであれば、企業の詳しい情報をしっかり教えてもらうことができます。
ネット上の情報や口コミサイトだけではわからない、企業の内情・雰囲気について詳しく知ることが可能です!
これはハローワークはもちろん、求人情報誌などでも得られない大きなメリットですよね。
また転職エージェントの場合、求人掲載にあたり費用がかかります。
すなわち「それだけ本気で良い人材を探している」ということです。
本気度が高い真っ当な会社が多く集まるので、ブラック企業の見分けに自信が無い人でも安心して利用できるでしょう。
担当者・キャリアアドバイザーも親切な人が多く、プロならではのアドバイスをしてくれるので、不安もグッと和らぎます。
ハローワークへの不安感がどうしても拭えないのなら、転職エージェントで求人探しをするのもオススメですよ。
まとめ
今回は、ハローワークの気になるアレコレについてお届けしました。
実際は初めての人でも利用しやすい雰囲気なので、そこまで恐怖心を抱かなくてもOKです。
とはいえ、担当の質が悪かったり、効率よく仕事探しができなかったりすることもあります。
特に担当者に関しては、どんな人に当たるのか?完全に運まかせと言えるでしょう。
「大丈夫そうな気もするけど…いろいろ考えるとやっぱり怖いな」
そんな人は、ハローワークではなく転職エージェントを利用してみるといいかもしれませんね。